サッカー・フットサル歴25年以上、コーチ歴8年半の私からみると、日本の小学生・ジュニア年代のサッカー環境はまだまだ劣悪です。
- 子供に怒鳴りまくる
- 子供に指示しまくる
- 全員出さない
- 昔の知識のまま学びもしない
などなど
と「日本サッカーを衰退させているオジサンたち」が、驚くほどの割合で存在しているからです。
日本サッカーが弱い理由は、「日本サッカーを衰退させているオジサンたち」が原因です。
お子さんにサッカーをがんばってもらいたいのであれば、そんなダメコーチ・大人を避けなければなりません。
でも具体的にどんな人がダメなんだろう?
という方向けに、今まで記事にしてきた『The・ダメコーチ』をまとめて紹介します。
これがすべてではありませんが、これらのダメなオジサンたちを避けて、チーム・スクールを選べば、子供が伸び伸びとサッカーを楽しみ、グングン成長していきます。
「日本サッカーが弱い理由のオジサンシリーズ」、TOP3
「日本サッカーを衰退させているオジサンシリーズ」で、まずはアクセス数が多い人気記事TOP3を紹介します。
どれも魂を込めて書いた記事ですが、意外な結果だなぁ
と感じます。
もったいぶるのも嫌なので、さっそく一番人気の記事です。
【人気記事No.1】 結構いる「ボールを持ったら広い方オジサン」
「日本サッカーを衰退させているオジサンシリーズ」で一番アクセス数の多い、人気記事はこちらです。
子供がボールを持つと、
広い方!広い方!
とひたすら叫ぶ「ボールを持ったら広い方オジサン」です。
サッカーは「多く点を取った方が勝つ」ゲームなので、狭くてもゴールをするチャンスがあれば狭いところを狙った方が良いです。
- ボールを奪われる
- ミスをする
など
が怖い「ボールを持ったら広い方オジサン」たちは、サッカーの原理原則を知らないまま学びもせずに、ひたすら
広い方!広い方!
と叫び続けるのです。
【人気記事No.2】 めちゃくちゃいる「前から!前から!オジサン」
第2位のアクセス数の記事ですが、「ボールを持ったら広い方オジサン」より多く見かけるのが、
「前から!前から!オジサン」です。
試合に行くと必ずいますよね…
前からプレスをかけるのであれば、練習から子供たちに伝えて試合前に確認すれば良いだけです。
試合中にかけるコーチング(でも全くないけど)にしては微妙すぎるし、必死に
前から!前から!
と叫ぶ「前から!前から!オジサン」は、ダサい上に自らの無能さを証明してくれています。
またジュニアユース・中学生年代までは、最初から最後まで「前からいくディフェンス」ができますが、ユース・高校生になると「前からいくディフェンス」だけでは体力が持たず、通用しなくなります。
本当に子供の未来を考えるのであれば、「ただ単に前からいくディフェンス」以外も伝える必要があるのです。
【人気記事No.3】 やたら「戦え!」と叫ぶ球際命オジサン
人気記事TOP3、第3位は「球際!球際!オジサン」です。
1対1の球際に命をかける「球際!球際!オジサン」は、
球際!戦え!
と叫ぶのが特徴です。
サッカーで1対1の球際は確かに多いですが、他の場面・状況もたくさんあります。
また小柄な選手・フィジカルが弱い選手は、「球際をなるべく避ける」技術で勝負した方が良い時も多々あります。
球際は大事ですが、球際がすべてではありません。
「球際!球際!オジサン」は、球際で不利な小柄な選手にも、やたら球際の強さを求めるダメコーチなのです。
以上、「日本サッカーを衰退させているオジサンシリーズ」TOP3をまとめましたが、どれもかなりやばいオジサンたちなので避けた方が良いでしょう。
個人的に一番日本サッカーが弱い原因を作るのは「とりあえず前に蹴っとけオジサン」
サッカーコーチ歴8年の経験則で、一番「悪」だと思っているのは、「とりあえず前に蹴っとけオジサン」です。
子供たちが、「サッカーの本当の面白さ」を学べないからです。
しかも、いっぱいいるんですよね…
サッカーは同じ場面が二度とない「偶然が積み重なったスポーツ」といわれています。
だからこそ意図的にかけ引きをし、相手を崩した時が最高に面白いのです。
「偶然の中に意図的に必然をつくる」のがサッカーの面白さの一つなのに、「とりあえず前に蹴っておくサッカー」はいつまでも、
- 相手のミス
- たまたまマイボールになる
など
偶然にかけてしかいません。
いつまでも偶然を期待し、ただ単にボールを前に蹴るのはただのギャンブルと同じです。
「とりあえず前に蹴っとけオジサン」は、サッカーの楽しさすらわかっていないし、もちろん伝えることもできないのです。
「とりあえず前に蹴っとけオジサン」が日本サッカーを衰退させている説
その他、日本サッカーが弱い理由・原因のオジサンたち
どれも自信を持っておすすめできる「日本サッカーを衰退させているオジサンシリーズ」その他の記事も簡単に紹介します。
あ~、いるわ…そんな人…
となるし、お子さんの未来を守るために「ダメなオジサンたち」は全力で避けましょう。
ディフェンスがわかっていない「足出すな!オジサン」
まずは、大会などでちょくちょく見かける、
足出すなっつってんだろ!
と叫びまくる「足出すな!オジサン」です。
抜かれるのが嫌で「足出すな!」と連呼するのですが、「足を出さずについていくディフェンス」もあれば、「足を出してボールを奪いにいくディフェンス」もあります。
- どんな時に足を出さないのか
- どんな時は足を出してボールを奪いにいくのか
の区別すらついていないのが、ディフェンスがわかっていない「足出すな!オジサン」なのです。
「足出すな!」と言うコーチが日本サッカー界を衰退させている説
日本にすごく多い「ドリブラー大好きオジサン」
日本の小学生・ジュニア年代のサッカー界で、すごく多いのが「ドリブラー大好きオジサン」です。
ドリブルで相手を抜き去るのは見ていて面白いですが、サッカー(の楽しさ)はドリブルだけではありません。
- シュート
- パス
- ボールを持っていない時の動き
など
サッカーには、伝えなければならないことがたくさんあります。
「ドリブラー大好きオジサン」のもとでサッカーをすると多くの場合、本当のサッカーの楽しさは学べないので避けた方が良いでしょう。
「ドリブラー大好きおじさん」が日本サッカーを衰退させている説
日本には謎の文化、「ドリブル塾」もありますしね…
たまにいる、痛い池上正ファンオジサン
日本の小学生・ジュニア年代のサッカー界で、一番有名といっても過言ではない池上正さん。
(引用:サカイク)
お子さんがサッカーをするなら、池上さんの本はどれか一つは読んでおいた方が良いです。
池上正さんは、
- ほめる(認める)
- 問いかける
コーチングや全員出場を推奨しているし、とても良いことだと感じます。
本を全部読んだり、「池上さんが好き」という方も多いですが、
- ただのファン
- 池上さんの真似をする
だけで、池上さんが本当に伝えたいことを理解しなければ良いコーチ・大人ではなく、ただの「池上信者」であって日本サッカー界のためにはなりません。
池上さんに学び、お子さんを心から応援できる親・大人を目指しましょう。
意外といる「負けたらあいさつしないオジサン」
コーチをしている方にしかわからないかも知れませんが、意外といるのが「負けたらあいさつしないオジサン」です。
勝ち・引き分けの時にはあいさつはするけれど、その名の通り負けた時はあいさつをしません。
サッカーにおいて「あいさつ」は、とても大事です。
挨拶できない子はサッカーが上手くなれない説【小学生・ジュニア】
負けて悔しい気持ちはわかりますが負けた時こそ、そのコーチ・大人の本性が一番出ます
サッカーは、
- 味方やチーム関係者
- 相手やチーム関係者
- 審判や会場設営の方々
など
がいて初めてサッカーを楽しみことができるので、「あいさつ」で感謝の気持ちを伝える必要があります。
「負けてムカついているからあいさつをしない」コーチや大人はそれだけ器が小さいし、子供を任せられる人ではありません。
「負けたら挨拶しないおじさん」が日本サッカーを衰退させている説
たまにいる「世界一周できる?」と子供に聞くオジサン
たまにいるのが「世界一周できる?」と聞くオジサンです。
リフティングが、いるのかいらないのかは賛否両論あります。
リフティング必要派 vs 不要派をサッカーコーチが考えてみた
ただ昭和の時代に日本だけで生まれたであろう「世界一周」はゲームでほぼ使う場面がないので、できるようになる必要がありません。
必要がないのに「世界一周できる?」と聞いて、
- 子供たちの時間を無駄にする
- 自分の技術をみせたいだけ
など
そんなコーチ・大人は子供たちにとって害でしかありません。
しかも「世界一周できる?」というオジサンに限って、自分でできない人しか私は見たことがありません…
レアキャラですが、いたらなるべく相手にしないようにしましょう。
「世界一周できる?」と聞く人が日本サッカーを衰退させている説
小学校低学年や女性は要注意!「ゴール前にいていいよオジサン」
特に小学校低学年やサッカー初心者・女性に気を付けてもらいたいのが、「ゴール前にいていいよオジサン」です。
「ゴール前にいていいよオジサン」は自分の技術にそこそこの自信があり、
ゴール前にいてくれればパスを出すからゴールできるよ~
と内心ドヤ顔で
ゴール前にいていいよ~
と子供や女性に言います。
確かにサッカーを始めたばかりで「ゴールの喜びを知ってほしい」と考えるのは、正しい一面もあるでしょう。
ただサッカーやフットサルにおいて、「ずっとゴール前にいて良い」状況は一切ありません。
わからないながらもディフェンスをしたり、味方を助けるのがサッカーだからです。
「ゴール前にいていいよオジサン」は「ゴールする喜び」だけを優先して、サッカーの本当の楽しさを伝える能力・器がないので注意しましょう。
「ゴール前にいていいよおじさん」が日本サッカーを衰退させている説
固定概念にとらわれている「なんだからオジサン」
ちょっとした口癖からも「ダメダメオジサン」を見分けられます。
その中の口癖の一つが、「なんだから」です。
「なんだから」が口癖の「なんだからオジサン」は、固定概念で、
トップなんだから下がるな!
と自分の古い価値観を子供たちに押し付けます。
大前提として、サッカーに正解はありません。
その大前提すらわかっていないのが「なんだからオジサン」なのです。
ミスが怖くて仕方がない「簡単に!オジサン」
自チームがボールを持った時に、
簡単に!簡単に!
と叫ぶのが「簡単に!オジサン」です。
- 子供たちのミスが怖くて仕方がない
- 大切なことより目先の一勝を優先する
など
が原因だと推測されます。
そもそもサッカーはミスのスポーツだし、
- 簡単にプレーすべき場面
- 難しくてもチャレンジする場面
があります。
【ジュニアサッカーの基礎知識】「3つのエリア」を意識しよう!
「簡単に!オジサン」は、
簡単に!簡単に!
と叫び続けることで、「サッカーを理解していないダメコーチ」であることを証明しているのです。
「簡単に!おじさん」が日本ジュニアサッカーを衰退させている説
子供がわからない便利な言葉を使うコーチは、たいしたことない
サッカーコーチで、
- やたら横文字を使う人
- ざっくりとした言葉を使う人
は、たいしたコーチ・大人ではないです。
「子供が理解できない」のに、言えば「それっぽくなる言葉」を多用するのは、結局コーチの自己満足にしかなりません。
「横文字を使う人」・「ざっくりとした言葉を使う人」は、伝える能力がないのです。
サッカーコーチは、「子供にわかりやすい言葉」で子供たちに伝えないと意味がありません。
そもそも、子供たちが理解できませんしね…
「それっぽいことを言っているコーチ」にだまされず、『本当に子供たちがコーチの話をかっているか』で判断してほしいと願っています。
やたら横文字が多いサッカーコーチ、たいしたことない説|小学生
「考えろ」・「ちゃんとしろ」と言うサッカーコーチだいたいダメ説
責任を子供になすりつける最低なコーチ
絶対避けた方が良いのは、
下手くそ!
と子供に言うのが口癖な最低のコーチです。
意外といるんですよ、マジで…
選手もしサッカーが下手くそだとしても、その原因はサッカーコーチです。
子供は何も悪くありません。
子供に「下手くそ!」と言ってしまうコーチは、「選手が下手くそなのは自分のせい」であることすら理解できない、人間としても最低なコーチ・大人なのです。
【最低なサッカーコーチ】「下手くそ」と子供に言う人全員クズ説
おまけ編、「日本サッカーが弱い原因、諸説」
最後にその辺にいる「日本サッカーを衰退させているオジサン」ではないけれど、日本サッカーを衰退させているかもしれない系の記事を紹介します。
居酒屋スタイルの解説者「松木安太郎さん」
居酒屋にいるかのような熱い解説(ではないけど)で人気なのが、松木安太郎さんです。
松木安太郎さんの解説は、サッカーに詳しくないにはわかりやすいし面白いのですが、「サッカーのことをもっと学びたい」という人にはほとんど学びがありません。
ワールドカップやワールドカップ予選は一番みられるサッカーの試合なので、サッカーを学ぶ良い機会です。
しかし松木安太郎さんの解説からは学べないので非常にもったいないけど、松木さんが人気なのは視聴者が求めているからなのでしょう。
松木安太郎さんでは物足りないなぁ
というサッカー環境にならないと、日本サッカー界のレベルは停滞したままです。
サッカー解説者、松木安太郎さんが日本サッカーを停滞させている説
日本を代表する国民的アニメ「キャプテン翼」が子供のサッカーに悪影響!?
日本の国民的アニメ「キャプテン翼」は、ほとんどの方がご存じでしょう。
そして一度は、
(引用:キャプテン翼)
のセリフを聞いたことがあるはずです。
小学生・ジュニア年代のサッカー界でも
ボールは友達だよ~
と子供に言うコーチがいますが、私は「ボールは友達」だとは思いません。
本当の友達は一緒にサッカーをする仲間だし、ボールは本当の友達とつながるための道具でしかありません。
さりげなく「ボールは友達」と言っている人も多いかと思いますが、
あなたはどう考えますか?
【衝撃】「ボールは友達」が日本サッカーを衰退させているかも説
まとめ 「日本サッカーが弱い理由・原因」のオジサンたちを避け、サッカーを楽しもう
今回は今まで記事にしてきた『日本サッカーを衰退させているオジサンシリーズ』をまとめて紹介しました。
よく見かけるし、たくさんいますよね…
そんなオジサンたちが、日本サッカーが弱い理由・原因の一つなのです。
お子さんがサッカーをがんばっている親御さんであれば、自分の子に幸せになってほしいと願っているはずです。
サッカーを通して、幸せな人生を歩んでほしいという選択肢は合っています。
サッカーは「最高の人生の教科書」の一つだからです。
ただ残念ながら、サッカーを教えるふりをして「子供の未来・才能をつぶす人」が数多くいるのが日本の小学生・ジュニア年代のサッカー界です。
それが「日本サッカーを衰退させているオジサンたち」なのを理解してほしいと思います。
「日本サッカーを衰退させているオジサンたち」を避け、すべての子供たちがサッカーを通じて豊かな人生を歩んでほしいと心から願っています。
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