小学生・ジュニア年代の試合で、
足出すな!足出すな!
と大声で言ってるコーチを見たことは、ほとんどの人があるでしょう。
私は「足出すな!」と言うコーチが日本サッカーを衰退させていると考えています。
ディフェンスでは、足を出す場面もあるからです。
「足出すな!」と言うコーーチは、多くの場合「相手に抜かれない為」に「足出すな!」と言い続けます。
確かに足を出さずについていくディフェンスもありますが、試合中に
足出すな!
と言っていると、足を出す場面でも子供たちが足を出せなくなります。
今回は『「足出すな!」と言うコーチが日本サッカー協会を衰退させている説』と題して、紹介・説明します。
このブログでは他にも、日本のサッカーを弱くしている『ダメなコーチ・大人』をまとめているので、ダメなコーチ・大人と関わらないようにしましょう
日本サッカーが弱い理由は「こんなオジサンたち」が原因|まとめ
小学生・ジュニア年代で「足出すな!」と言うコーチはたくさんいる
足出すなって言ってんだろ!
と試合中にうるさく言うコーチは、少なくありません。
特に小学生・ジュニア年代のサッカーだと、成長の差や技術の差からドリブルでごぼう抜きする選手がいます。
そんな相手に対して簡単に抜かれるのが耐えられなくて、
足出すな!
と言っているのでしょう。
経験則で「The・昭和」なコーチが多いですね
ディフェンスの時、足を出さない守り方は確かにありますが、相手に抜かれたくないだけで「足を出すな!」と伝えるのは違います。
コーチ自身が勝ちたいだけで、子供の未来を考えていないだけです。
ディフェンスの時、「足出すな!」と言うコーチが日本サッカー界を衰退させている
ディフェンスの時、「足出すな!」と言うコーチは日本サッカー界を衰退させています。
ディフェンスでは「足を出すべき」大事な場面もあるからです。
世界との違い
よく聞く話ですが、U-12・U-16・U-18の海外選手はボールを奪うために足を出してきます。
器用な日本人選手は、
一発で来てくれるから抜きやすい
と口をそろえて言います。
日本人のアンダー年代では通用しますが、年代制限がないフル代表で相手選手を抜きまくる選手はごく少数です。
海外選手は若い年代から『「足を出す」ことで、大人になった時に良いディフェンスができるようになっている』のではないでしょうか。
だとしたら、最後のステージで使えなくなる技術にこだわるのは、サッカー選手として危ないのは言うまでもありません。
ディフェンスは1対1だけではない
相手選手にドリブルで抜かれるのが嫌だから(ただ単に自分が勝ちたいから)「足出すな!」と必死に叫ぶコーチ。
そんなコーチは、
「1人が抜かれた後のカバーリング」
を教えられる人は、ほとんどいないように感じます。
抜かれたら失点する…
という考え方が強い(ほとんどor全部)からです。
1対1は確かに大事ですが、チームで戦うサッカーはチームで戦うことの方がもっと大事です。
足出すな!
を言いまくるコーチは、カバーリング・誘い込むディフェンスなど、チームで戦うことを子供たちに教えられません。
ふと参加したリフレッシュ講習会での話
サッカーコーチライセンスC級以上を持っていると、リフレッシュ講習会と言う名の講習会を何回か受ける必要があります。
ふと参加したリフレッシュ講習会のテーマがU-18国際大会、世界レベルの「ボールを奪うディフェンス」でした。
都道府県のサッカー協会主催ですが、協会がこのテーマで講習会をする理由は、
「小学生・ジュニア年代のディフェンスを変えたい」
からだと感じます。
U18日本代表とセネガル代表の試合だったと記憶していますが、セネガル代表のアグレッシブなディフェンス(足出しを含む)に苦しむ場面が何度もありました。
言葉では言いませんでしたが、「足出をださないディフェンスではなく、失敗しても良いから積極的に相手のボールを奪いにいこう」と伝えたかったのでしょう。
「足出すな!」という小学生・ジュニア年代の「ボールを奪いにいかせない」コーチに向けての警笛だったと感じました。
また、
最初は失敗しても良いから子供の頃からどんどんボールを奪いに行かせてください
と言っていたのが印象的でした。
最後の最後は、足を出すことも全然ある
確かに「足を出さないディフェンス」もありますが、最後の最後で足を出す時も全然あります。
- 足を出したら取れる自信がある
- 足を出すことで相手のバランスが崩れる
- シュートブロックに行く
など
の時のディフェンスは足を出す場面もあるでしょう。
「足出すな!」と子供に言い続けたら、「足を出した方が良い場面」で足が出せなくなります。
サッカーコーチは、今接している子供が中学・高校、大学や大人になってもサッカーを楽しめるように教えなければなりません。
「足出すな!」は子供たちの未来のためにならない、
非常に無責任な言葉です。
「足出すな!」と言うコーチは、だいたい連呼するので、そんなコーチは避けるようにしましょう
まとめ 「足出すな!」と言うダメコーチから子供を守ろう
今回は『「足出すな!」と言うコーチが日本サッカー協会を衰退させている説』と題して、紹介・説明しました。
小学生・ジュニア年代にはディフェンスの時、
足出すな!
と言うコーチが存在します。
「足出すな!」と言うコーチは日本サッカー界を衰退させています。
- 相手に抜かれたくないだけで子供の未来を考えられない
- サッカーのディフェンスを知らない
ダメコーチ・地雷コーチだからです。
「足を出さないディフェンス」も確かにありますが、「足を出すディフェンス」もあるし、カバーリングで奪いにいくディフェンスもあります。
また「世界レベルになるには、失敗しても良いからどんどんボールを奪いにいこう」と推奨するコーチもいます。
お子さんが「足出すな!」と言う無責任コーチの被害に合わないよう気を付けてもらいたいです。
今回は「足出すな!」と言うコーチを取り上げましたが、昔の知識のまま学ばず子供のサッカーコーチをしているダメコーチはいまだに多いです。
子供が大人になってもサッカーを楽しめるように接するコーチがもっと増え、子供が生き生きとサッカーができるようになれば良いなと心から願っています。
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