【みんな知らない新ルール】サッカーのハンドをわかりやすく解説

ハンド!ハンド!

なんでハンドじゃないんだよ…

そう思う、大人は少なくないでしょう。

近年、ハンドのルールは大幅に改定されなるべく明確化されています。

その改定を知らない人がほとんどなので、ハンドの新ルールが正しく理解されていません。

超簡単に書くと、
「手に当たった=ハンド」
ではなくなりました。

もともと違うけど、前より審判が判断しやすく基準ができました

ルールがわかっていないと、相手選手の手にボールが当たった瞬間、

ハンド!ハンド!

とアピールし、ハンドではないのにプレーを止め、無駄に相手に有利な状況をつくってしまいます。

逆に「ボールが手に当たった」からと言って、

今のはハンドじゃない!

とプレーを続けられれば、勝手に相手が止まり有利な状況になるかも知れません。

つまり、「ハンドを正しく知っているだけで勝てる可能性が上がる」のです。

特にハンドの新ルールは小学生・ジュニア年代ではもっと知られていないので、ハンドの新ルールを正しく知るだけで勝てることもあります。

今回は、「ハンドの新ルールを正しく知り、勝利を近づけよう」と題して、ハンドの新ルールをなるべくわかりやすく紹介・説明します。

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【サッカーの新ルール】ハンドの基準はややっこしい

最近、大きく改正されたハンドの新ルールは基準がある程度明確にされたものの、サッカーのルールをよく知らない人からしたらややっこしいです。

以前は手にボールが当たり、

  • 故意的か
  • 故意的ではないか

がハンドの焦点で、「故意的ならハンド・故意的でなければハンドではない」という基準でしたが、

超絶わかりづらくね?

とのことで、ルール改定にてハンドの基準をもう少し掘り下げて基準をもうける流れになっています。

以前よりわかりやすくなったものの、どうしてもグレーな部分は存在するし、そこの判断は審判にゆだねられています。

まずは明確にされたハンドの新ルールを紹介・説明します。

わかりづらいハンドの基準をわかりやすく解説

サッカーのハンドの基準が大きく変わったのは2019年のルール改正でした。

その後、微調整が加えられ今に至ります

  • たまたまボールが当たった時はハンドではない
  • 手に当たった直後ゴールになった時はハンド
  • 不自然な位置の手に当たった時はハンド
  • 立ち上がる時の手に当たってもハンドではない
  • ハンドの位置

最新のルールブックにも書かれていますが、

競技者の手や腕にボールが触れることのすべてが、反則はならない

が大原則です。

たまたまボールが当たった時はハンドではない

大前提として「たまたまボールが手に当たった時はハンドではない」と明文化されました。

最悪、これだけ知っておけば良いかも

今までは「故意的でなければハンド」でしたが、戦況を大きく変えるような場合、ハンドを取る審判が多かったです。

しかし2019年のルール改正で、「たまたまボールが手に当たった時はハンドではない」とされたので、審判のハンドの判断の基準がはっきりしました。

いまだに手にボールが当たっただけで、

ハンド!ハンド!

という人がいますが、ルールを知らないのが丸出しなので

あー、ルール知らないんだな

と思っておきましょう。

手に当たった直後ゴールになった時はハンド

「たまたまボールが手に当たった時はハンドではない」と紹介しましたが、

  • 手に当たったボールがそのままゴール
  • 手に当たった直後にゴール

した場合は、たまたまでもハンドです。

手に当たったボールがそのままゴールした場合は想像しやすいですが、

手に当たった直後?

とわかりづらいかも知れません。

例えば、オフェンス側の選手の手にたまたまボールが当たり、そのこぼれ球を味方選手が詰めてゴールをした場合はハンドになります。

どこまでを「直後」とするかは審判の判断によるので、もめる場合があるかも知れませんね

不自然な位置の手に当たった時はハンドの可能性がある

手が体と水平方向や上に上がっている時は「たまたまボールが手に当たった時」でもハンドになる可能性があります。

以下、2021年ルールブックからの引用です。

競技者が次のことをおこなった場合、反則となる。

  1. 例えば手や腕をボールの方向に動かし、手や腕で意図的にボールに触れる。
  2. 手や腕で身体を不自然に大きくして、手や腕でボールボールに触れる。

手や腕の位置が、その状況における競技者の身体の動きによるものではなく、また、競技者の体の動きから正当ではないと判断された場合、競技者は、不自然に体を大きくしたとみなされる。

競技者の手や腕がそのような位置にあったならば、手や腕にボールが腕に当たりハンドの反則で罰せられるリスクがある。

(出典:日本サッカー協会

2つ目なげーよ!

というツッコミは置いておいて、1つ目はわかりやすいでしょう。

2つ目は簡単にまとめると、
「不自然な位置に手や腕があって、ボールが当たった場合はハンドになるかもよ」
です。

文章のわかりづらさもさすがJFA…

またその判断は、審判がします。

小学生・ジュニア年代サッカーの審判はまだまだな方が多いので、正しく判断できる審判は少ないと考えた方が良いでしょう。

立ち上がる時の手に当たってもハンドではない

「不自然な位置に手や腕があるとハンドかも」と説明しましたが、

  • スライディング
  • バランスをくずした時

など

「どうしても地面に手や腕をつかなければならなかった時」に、たまたま手や腕にボールが当たってもハンドにはなりません。

地面に手をついた時はボールが当たる場面が多いんですよね

この辺は審判初心者~中級者にとってあいまいだったので、わかりやすくなりました。

当たり前ですが、地面についた手や使い「意図的にボールをコントロールした場合」はハンドの判定になります。

ハンドの位置

2021年のルール改定で、

腕のどの位置からがハンドなの?

というあいまいな部分が明確化されました。

わかりやすく書いたであろう絵や文章がわかりずらいのは、さすがJFA…(2回目)

下記、ルールブックの引用です。

ハンドの反則を判定するにあたり、腕の上限は、脇の下の最も奥の位置までのところとする。

(出典:日本サッカー協会

つまり「脇に手をつっこんで、水平方向に引いた線から上までが腕ではなく肩なのでハンドではない」としています。

逆にその線から下は、状況によりハンドになる可能性があります。

ハンドを正しく判定されない時もある

最近、大きく改定されたハンドの判定の基準を紹介しましたが、特に小学生・ジュニア年代では正しく判定されない時があります。

関わっているコーチ・大人・審判が、

  • 正しくルールを理解していない
  • 理解していてもファールを取れない

など

が多々あるからです。

ルールを知らないのは論外ですが、ルールを知っていたとしても、

  • そもそも審判の経験不足
  • 新ルールへの切りかえができていない

など

が起こり、ハンドの判定が大きく間違うことがあり得ます。

そんな判定にどう対応するかが、大人・コーチの器が表れます。

おい!ハンドだろ!

今日は審判のせいで負けたよ!

と怒るだけで終わる大人・コーチは、
子供の成長を妨げます。

落ち着いて考えればわかりますが、審判が不当に判定をコントロールしようとしていない限り、条件は同じです。

審判の判定が、有利にも不利にもなりますが、それもサッカー。

有利になった時には何も言わず、不利な時だけ文句を言うのは、
超絶ダサい
と私は思います。

ルールを正しく知り、勝利を近づけよう

今回はハンドの新ルール・判定の基準を説明しましたが、ハンド以外にも意外と知られていないサッカーのルールがたくさんあります。

知らなくても勝敗に関わりづらいルールもありますが、

  • 知っているだけで有利
  • 知っているだけで勝利に近づける

ルールは、たくさんあるのをほとんどの大人・コーチ・選手は知りません。

どんなスポーツ・ゲームでも「ルールを正しく理解する」のは基本です。

ルールを正しく知っているだけで、知らない人より有利に立ち勝利に近づけるからです。

サッカーのルールを正しく知っている人は小学生・ジュニア年代では、それほど多くはありません。

今回、紹介したハンドを始めてして、サッカーのルールを知るとチームを勝利に導く可能性をあげることができます。

意外とみんな知らないからこそ、サッカーのルールをなるべく正しく知り、子供たちに伝えていって欲しいと思います。

サッカーだけではなく、普段生きていく上でルールを正しく知ることは大事だからです

まとめ サッカールールの基本、ハンドを正しく理解し子供たちに伝えよう

今回は、「ハンドの新ルールを正しく知り、勝利を近づけよう」と題して、ハンドの新ルールをなるべくわかりやすく紹介・説明しました。

ハンドだけではありませんが、サッカーのルールは毎年改定されているので、ややっこしいです。

私も完全ではないし、完全に理解している人はごく少数でしょう…

特にハンドの基準は近年、明確化された部分が多いので、大きく変わりました。

なるべく簡単に、

  • たまたまボールが当たった時はハンドではない
  • 手に当たった直後ゴールになった時はハンド
  • 不自然な位置の手に当たった時はハンド
  • 立ち上がる時の手に当たってもハンドではない

を文章や動画を使って説明しました。

そこまで理解が深くなくても、ハンドの基準を正しく知ることには価値があります。

子供たちの未来のためになるし、ルールを知っているだけで勝利に近づけるからです。

小学生・ジュニア年代ではルールを正しく知らない大人が多いので、ルールを正しく知るだけで有利に立てる可能性があります。

審判がルールを正しく判断できないことで、有利にならない場合もありますけど…

レベルの高い試合やリーグ戦になれば自ずと審判のレベルが上がるし、ジュニアユース以降は審判のレベルが上がるので役に立ちます。

子供たちの未来を優先すれば、目先の1勝ではなく「ルールを正しく教える」ことがとても大切です。

小学生・ジュニア年代の審判のレベルが低いのはそれまそれで別の問題ですが、サッカーに関わる大人であれば「ルールを正しく教えてほしい」と感じます。

サッカーというゲームのルールを正しく理解し、生涯ずっと楽しめるように大人が導ければ日本サッカーはもっと強くなるのではないでしょうか。

サッカーがもっと根付く日本に心から期待しています。

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コメント

  1. より:

    動画でも解説されてましたがハンドの直後でも見方が決めたらハンドにはならないですね。

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