小学生サッカーでキーパーの素質・才能がある子、向いてる子

今度サッカーの8人制の試合があるけど、誰をキーパーにしたら良いかわからない…

小学生でキーパーに向いている子ってどんな子?

小学生(少年・少女)でサッカーの試合がある時に、希望する子がおらず誰をキーパーにしたら良いか悩むコーチは多いのではないでしょうか。

「やりたい!」という子がいれば良いですが、「キーパーやりたい人?」と子供たちに聞いても続く沈黙。

結局ジャンケンで負けた子に頼み、不服そうな顔をされる。

私も経験があります

ちなみにGK大国のドイツでは「キーパーやりたい子?」と聞くと、たくさんの子が希望するので誰にするか決めるのが大変です。

私もフットサルのキーパー(ゴレイロ)ですし、チームではGKコーチとして活動していますので、キーパーに向いている子や素質・才能がある子の特徴を紹介します。

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キーパーの素質があるかは「ボールを怖がらずに飛び出せるか」

キーパーに向いている子の一番の特長は、「ボールを怖がらずに飛び出せるか」です。

誤解されがちなのですが、キーパーの役割は打たれたシュートを止めるだけではありません。

シュートを打たれる前に相手との距離が詰められるなら、飛び出していく勇気が求められます。

タイミングよく飛び出せれば、相手のチャンスをたくさん潰すことができるからです。

全部飛び出せば良い訳ではありませんが、相手と一対一になった時や味方の裏に出されたボール、こぼれ球などにいち早く反応し飛び出せるか。

「失敗を恐れずにボールに対して飛び出せる勇気があるか」がすごく大事です。

もしその勇気があれば、次第にどこまで飛び出せるかわかってきます。

飛び出せない子はいつまでも、自分がどこまで飛び出せるかという大事なことを学んでいけません。

技術が劣る子をGKにするのは間違い

遠征に出ていろいろなチームと対戦していると、体が小さく技術的に劣る子をキーパーにしているチームを見かけることがあります。

順番で全員にまわしているのであれば問題ないですが、これは間違いです。

フットサルでは『キーパーはゲームの50%を決める』という言葉があります。

サッカーだと50%かどうかは定かではありませんが、非常に重要なポジションなので、希望する子がいないのであれば、素質がある子にした方が勝てる可能性は高くなります。

GKが上手い子は大体フィールドも上手いので、「どうしようかなぁ」と悩むのはコーチあるあるかも知れませんね…

サッカーのキーパーの素質があるか・GKに向いているかを確かめる方法

これは私の経験上でのテストですが、結構自信があります。

まずGKの子に3mほど離れて立って構えてもらいます。

そしてコーチがGKの胸をめがけて、「取れるだろうな」ぐらいの強めのボールをパントキックで蹴って、キャッチする瞬間のGKの子の重心をチェックして下さい。

重心が少しも後ろに下がらずに、そのままを保っているか前に重心がかかっていれば素質があるか、教え方が良かったかです。

「ボールを怖がっていない」という何よりの証拠だからです

経験上、多くの子の重心が後ろに下がります。

「GKはボールにアタックする」と少し前からよく聞くようになりましたが、それと同じです。

ボールをキャッチする時に重心が後ろにいくということは、ボールにアタックにいけていません。

ただキーパーに向いている子・素質がある子は練習していれば早めに直りますので、やりたいのであれば早めに「ボールにアタックする」という意識を持つと良いです。

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  • なかなか横っ飛びしてくれない
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【小学生サッカー】肘当て・膝当てジュニア用のおすすめ|セービング
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キーパーに求められるメンタル面

GKは非常にタフなメンタルを求められます。

  • ミスが即失点につながる
  • 失点をする度に落ち込む
  • 味方や大人から文句を言われやすい
  • 味方への声が必要

などなど

たくさんあって責任重大です。

【サッカー・ゴールキーパー】メンタルやチーム内での信頼が大切
ゴールキーパーをがんばる子や、自分の子を応援する親御さん向けに、キーパーのメンタル的なことやチーム内での対処法を紹介しています。重いプレッシャーがかかるポジションだからこそ、乗り越えた時は何にも代えがたい喜びが待っています。

責任が重い分、それを乗り越えた時・活躍した時は他のポジションにはない喜びがある一方で、ミスした時などは精神的につらい場合があります。

上にあげた問題点の解決方法を簡単に書くと、

  • ミスが即失点につながる →気にしない、ミスするたびに修正して上手くなる
  • 失点をする度に落ち込む →失点はキーパーだけのせいではなくチームの責任
  • 味方や大人から文句を言われやすい →論外。コーチが対応
  • 味方への声が必要 →GKをやりたいのであれば早めから意識する

失点はチームのミスです。誰かがミスをしないと基本GKの出番はありません。

GKだけではありませんが、サッカーはチームスポーツであることをコーチや大人が、子供たちに伝えていく必要があります。

GKに文句をいうのは話にならないです

難しいかも知れませんが、気にする必要はありません。

GKが一番始めにやることはシュートストップではなく、「相手をゴールに近づけさせないこと」です。

サッカーで良い・上手いキーパーの選手とは?|小学生(少年少女)
小学生年代(少年少女)サッカーでのいキーパーとはどんなキーパーなのか?を紹介しています。ほとんどの人が良いキーパーを勘違いしているのでライバルと差をつけるには本当の上手さを理解し、正しい努力が必要です。

具体的にはコーチングで味方にマークのズレを知らせたり、鼓舞する声が試合中ずっと求められます。

ゴールキーパーのコーチングはどんな声かけをしたら良い?
サッカーのゴールキーパーはどんなコーチングをしたら良いのかを紹介しています。基本的には「自分がフィールドプレーヤーだったら助かること」っをコーチングしましょう。

それができるようになるためには練習から声を出し、味方のミスにイラつかないメンタルは必要不可欠です。

キーパー経験がないというコーチもGK希望の子がいたら、まずは声を出す重要性を伝えて欲しいと思います。

GK希望の子の親は、子供のメンタルケアも必要になります。

私も一人のキーパーとして、心の支えになって欲しいとも思っています

まとめ 少年・少女サッカーでキーパーの素質がある子と大事なこと

小学生(少年・少女)のサッカーでGKに向いている子の特徴を紹介しました。

ゴールキーパーの素質・才能がある子、向いている子は、

ボールに怖がらずに飛び出し・アタック

ができる子です。

ゴールキーパーは非常に重要なポジションなので、やる気のある子・素質がある(向いている子)にやってもらい、自信をつけて好きになって欲しいと思います。

「キーパーをやりたい!」という子がいたら、コーチング・メンタル・飛び出し・シュートストップなどバランス良く積み上げていく必要があります。

低学年のうちは、希望者がいないのならみんな順番でキーパーをやりましょう。

キーパーの子の気持ちがわかるようになって欲しいからです。

優れたGKがいる国には、優れたストライカーが育つとも言われています。

一人のGKとして、「キーパー大好き!もっと上手くなりたい!」という子供たちが将来、日本のサッカー界を支えてくれることを期待しています。

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