
高学年になってトレセンに行く子が増えてきた

トレセンやナショナルトレセンって聞くけどどうやったら選ばれるんだろう?
だいたい4年生くらいから地区のトレセンが始まりますが、自分の子を「トレセンに行かせたい」と思う、親御さんも多いのではないでしょうか。
毒吐きますので純粋にトレセンについてだけ知りたい方は、この先見ない方が良いかも知れません。
とはいえ、私が見て感じたこと以外はわからないので、なるべく客観的に書く努力はします。

最初に言っておきますが、トレセンに無理やり行かせる必要はないです
ヨーロッパでもトレセンと同様の制度がありますが、必ずしも最優先させず選手の身体・心を大事にしています。
そしてなによりトレセン制度のトップ、日本サッカー協会自体が怪しいのですから。
ただ新しい出会いや環境・機会があるのも事実。
さて、ナショナルトレセンも含めたトレセン制度について、個人的な考えを含めて紹介します。
ナショナルトレセンとは?選ばれるには?
以下、日本サッカー協会ナショナルトレセン概要です。
「トレセン制度」の中核を形成する「ナショナルトレセン」は、各地域から選抜された選手たちにより良いトレーニング環境を与える強化育成の場であるとともに、指導者のレベルアップの場でもあります。
(引用:日本サッカー協会)
私は地区のトレセンと都道府県トレセンまでしか見たことはありません。
ナショナルトレセン出身の選手と同じフットサルチームだったことはあるので、それについては後ほど書きます。
これを見ると、地区→47都道府県トレセン→9地域トレセン→ナショナルトレセンとピラミッド状になっており、下から選ばれた選手が上のカテゴリーのトレセンへ行けることになります。
現在、私が関わっているのは女子U-12のカテゴリーですが、女子は人数が少ないのか、地区トレセンは数える程度しかありません。
希望すれば参加できるのがほとんどで、大きい大会だけトレセンチームをつくって出場することも多々あります。
事実上、トレセンと化しているチームも存在します。

都道府県トレセンはセレクションという形ではなく、ほとんど推薦で決まります
もともと選手が少ない上に、男子チームでプレーしたい選手もいるので仕方がないのかも知れませんが、希望すれば都道府県トレセンまで行けてしまうのが現状です。
他の都道府県の詳しい事情はわかりませんがどこも同じ場合が多いと思われます。
男子にも都道府県やその上への推薦があるような気がしますが、コネがない選手は一番下から各カテゴリーで選ばれないと上のカテゴリーのトレセンには行けません。
ナショナルトレセンへは、それぞれのカテゴリーで結果を出してアピールし、担当コーチに選んでもらって選出してもらう必要があります。
現場(女子U-12)にいると、トレセンが悪に見えてくる
トレセンでは、チーム強化ではなく、あくまでも「個」を高めることが目標です。
レベルの高い「個」が自分のチームで楽にプレーができてしまって、ぬるま湯のような環境の中で刺激なく悪い習慣をつけてしまうことを避けるために、レベルの高い「個」同士を集めて、良い環境、良い指導を与えること、レベルの高い者同士が互いに刺激となる状況をつくることがトレセンの目的です。
(引用:日本サッカー協会)
私が見たいくつかの地区トレセン(男子も含む)では、良いコーチばかりではありませんでしたし、質の低いコーチも多々いました。
いろんな人がいろんな事情でいるので、ある意味仕方がないです。
指導者のレベルアップもうたっていますが、正直疑問が残ります。
トレセン制度だけではありませんが、JFAは枠組みを作るだけで、下のカテゴリーは各地域の協会が担当しています。

簡単に書けば丸投げなので選ばれるかどうかは、地区コーチのコネや見る目、好みによります
末端のチームをぬるま湯扱いするJFA
別の話になりますが、「ぬるま湯」という言葉が気に食わないですね。
私のチームからトレセンに行った子がいたとして、私のチームを「ぬるま湯」扱いしていたとしたら怒りを覚えます。
この言葉を書いてあるのが日本サッカー協会のHPです。

「リスペクトしよう!」と、ところどころで口にしてる人たちが、現場を「ぬるま湯」扱いするのはどうなんでしょうか?
あとはトレセンが絡んでくると、必死になる大人が増えてくることも事実です。
トレセン命!な親たち
実力が伴っていないのにコネでトレセンに行かせても、多くの場合悪影響です。
リーグ戦前日に相手チームが、「トレセンで選手が集まらないので試合できません」と言ってきたケースがありました。
リーグ戦の日程は数か月前に出ているにも関わらず、トレセンで試合に行けないというのは疑問に思います。
試合をする気持ちでいた、相手のチームのことも考えられないチーム・大人・選手に輝かしい未来が待っているのでしょうか。
あとは都道府県トレセンに強豪ジュニアユースのコーチも含まれていて、来季の引き抜き・セレクションが終わるとトレセンには来なくなるケースもあります。
例をあげ出したらキリがありませんが、見たことのある都道府県トレセンまでは大人の醜い思惑も見え隠れする世界です。
どう利用するかは、その人次第です。
無理やり行かせる必要はありません。
実際、ナショナルトレセン出身の選手とプレーしてみた感想
都道府県トレセンから上のカテゴリーは見たことがありませんが、さすがにコネで参加するパターンは、少なくなるのではないでしょうか。
数年前に所属していたフットサルチームで、ナショナルトレセン出身の選手と同じチームになりました。
サッカーとフットサルは違う面もありますが、私がゴレイロ(GK)として後ろから彼のプレーを見ていましたが、違和感はなかったです。

サッカー経験者がフットサルをすると、始めは苦労するのですが柔軟にプレーしていました
特に驚いたのがロングボールのボールの質です。
逆回転できれいな軌道なのですが、今まで見た中で蹴ったボールの質は一番良い選手でした。
シュートはそんなに上手くはないし、スピードもドリブルもある訳ではなく、スタミナ・キックの質・状況判断がとても良い選手でした。
小6からナショナルトレセンに選ばれ、知り合いにプロデビューした選手もいるとのこと。
超名門のチームではなかったので、コネなしでそこまで選ばれたのだと想像しています。
高校サッカーへ進むも、卒業後はサッカーを辞めています。
過去ブログで紹介したものがこちら。(駄文ですが過去ブログでプチバズりしました)



上手くいかなかった一番の原因は怪我でしたが、ユースで違う道を選んでいたら違った未来があったのかも知れません。

「たられば」はナンセンスですね…
今は会っていませんが、競技フットサルも辞め、今年大学を卒業する頃だと思います。
本当に性格が良くて礼儀正しく、人の悪口を言わないし、相手や味方、審判に文句を言ったところを見たことがありません。
聞く話によると、両親もかなりの人格者です。
サッカーではないけれど、目標があって頑張っていたので、今頃想い描いた理想の未来を目指して輝いているのではないかなと思います。
まとめ トレセン(毒)、ナショナルトレセンに選ばれるには?出身選手とプレーしてみた経験
日本サッカーのトレセン制度の紹介、トレセン制度の闇やナショナルトレセンまで選ばれた選手を紹介しました。

「ナショナルトレセンに選ばれるにはどうしたらよいか」の参考になれば幸いです
題名や構成をつくってからブログを書く始めるのに、たまに想像していた方向と違う記事なります。
今回は普段感じている、トレセンの疑問点や大人の思惑、「それって子供のためになっているの?」というおもいを正直に書きました。
前述しましたがトレセンの目的は『個』の育成であって、大人の都合ではありません。
グラスルーツの現場からトレセンを見ていると、「それ大人の都合なのでは?」と感じることが多々あります。
トレセンに行くことが必ずしも良いことではないし、無理やり大人の希望で生かせる必要はありません。
入れたとしても大人の都合で振り回されることもあります。
協会に使われるのではなく、協会を上手く使って『良いフットボーラー』になって欲しいと願っています。
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