娘と一緒に街クラブ(スポ少)にコーチとして加入して6年。
今でも後悔している失敗があります
サッカーコーチも人間なので、サッカーでも仕事でも失敗は必ずします。
過去を気にしても変わらないので、失敗を糧にして前を向くしかないのですが、今でも忘れられない失敗があるのも事実です。
自分で書きながらも、また思い出して暗い気分になりますが、二度と繰り返さないためにもまとめます。
それ見たことあるし、わかるわ
そんなことあるの?
などなど、見て頂けたら嬉しいです。
私の失敗を参考にできることがあるかも知れません。
あと他人の失敗談は面白いですからね(笑)
街クラブ(スポ少)コーチの失敗①|サイドコーチングし過ぎてた
街クラブのお父さんコーチとして、サッカーのコーチを始めた私が一番初めにした失敗は「サイドコーチングをし過ぎてた」ことです。
最初は私も大きな声でサイドコーチングをし過ぎることもあったし、娘に怒鳴ることもありました。
前回の記事で紹介した、池上正さんの本を読んで実践しようとしたのにも拘わらずです。
「コーチングが意識できてきたな」と実感したのは、半年から1年で、自分の子供に関しては倍以上、時間がかかりました…
今でも試行錯誤しながら声をかけているし、自分の子に言うことはあります。
「どんな時にどんな伝え方が良いのかな」とすごく考えますが、サイドコーチングし過ぎていた時より気持ちはだいぶ楽です。
ただ、過去に戻れるのであれば、自分を引っぱたきに行きたいです。
街クラブ(スポ少)コーチの失敗②|そもそもチーム選びを間違えた
娘が初めて街クラブに入る時には、本やネットでサッカーコーチについて、いろいろ見ていました。
そして、「自分のことは自分で決めさせよう」と考えた私は、いくつかの街クラブへ体験に行き、「自分で行きたいチームを決めて良いよ」と子供に伝えたのです。
娘が選んだチームは最悪とはいかないまでも、昔ながらの街クラブでお世辞にも良いチームとは言えませんでした。
今思い返せば、良いコーチがいるチームにも体験に行っていたので、後悔しています。
当時5歳の子供に良いコーチを見抜く目があったのだろうか(私も当時なかったかもしれませんが)、子供の意思を尊重しつつもう少し良い道があったのではないかと今でも思うのです。
しかし、「仲の良い友達がいるチームに行きたい」と1年弱で移籍したので、どのチームに行こうと結果は変わらなかった気はしています。
ただ娘の基礎技術の高さは、最初のチームで得た面もあるので感謝しています!
街クラブ(スポ少)コーチの失敗③|ヘッドコーチにはむかったら子供が干された
最初のチームを移籍して、小学1年生から所属したチームも悪しき習慣が残る街クラブでした。
The・昭和なヘッドコーチ
書き出すとキリがありませんが、私は60代のヘッドコーチのことを良く思っていなかったし、良く思われてもいなかったです。
中でも、「自分の練習には全部来い」という考えだったのが一番違和感を覚えました。
私と娘は3連休は必ずどこか1日休むようにしていたし、面白そうなイベント(サッカー以外も)があれば練習を休んで行っていました。
この辺から、「なんで練習に来ないんだ」という60代コーチの不満がじわじわ溜まっていったと思われます
なぜか女子チームの活動を良く思わない
娘が小2の頃から、街クラブの会長が女子チームにも力を入れてくれたのがすごく嬉しくて、一緒に参加していて楽しんでいました。
そのうち私に女子チームを任せてもらえるようにもなり、数か月に1回の活動を続けていたのですが、60代コーチは自分の練習に参加せずに女子の活動へ行くことを良く思っていませんでした。
3年生12月の公式戦で「○○(娘の名前)は試合に出すな」と采配をするコーチに指示していたとのタレこみを聞き(女子選手より)、1試合目はずっとベンチにいる娘。
「とうとう干されたか」と思っていましたが、1試合目で負けて後がなくなると、2試合目、3試合目は娘を試合に出すという謎のプチ干されでした。
4年生になると完全に干された感じがあったので、今のチームへ移籍して良い感じに落ち着いています。
失敗の1つに入れていますが、絶対に曲げたくない信念を通しただけなので、これは全く後悔していません
ただ娘からしたら、不当に出れない試合も経験させてしまったので申し訳ないと思っています。
はむかう気はもともとなかったのですが、私にも絶対に譲れないものがあります。
良い大人だし、なるべく穏便に済ませてガマンしつつ、バランスを取りながらやっていたこの頃が、正直一番つらかったです。
「コーチにはむかったら、子供が干される可能性がある」というのは、実際に体験したので事実です。
街クラブ(スポ少)コーチの失敗④|一度だけ、全員出さなかった試合
前述した女子チームの活動では采配も任せてもらいました。
全学年で1チーム組んでいたので、小3のメンバーが中心のチームでU-12のカテゴリーに参加することが多かったです。
結果はほとんど大量失点で負けでしたが、全員出場でみんなで本当に楽しそうでした
そんな中、小3までの低学年大会に参加します。
娘や中心メンバーは小3だったので、またとない機会です。
予選を勝ち上がり、準決勝で勝てばもう1試合、負ければその日は終わりという試合。
前半1-1で終わり、一人だけ小1の子をまだ出していませんでした。(他の試合は全員ほぼ均等に出場)
「この試合出したら厳しいな」
「勝てばもう1試合できる」
「勝って次の試合でたくさんプレーしてもらおう」
いろんなことを考え、私は小1の子を最後まで出しませんでした。目先の1勝に目がくらみ出せなかったというのが正直な気持ちです。
結果は1-3で負け。
全員を出さないまま終わり、次の試合もなくその日が終わりました。
コーチをしていて、こんなに後悔した失敗は他にないし、本当に未熟だったと思っています。
試合後にその子に謝まり、「女子チームは本当に楽しい」と言ってくれたのが救いでした。
しばらくして、その子がサッカーを辞めたと聞いたとき、また後悔で押しつぶされそうになりました。
たまに会うくらいでしたが、1度サッカーを通じて出会った子がサッカー自体を辞めるのは本当につらいです。
「なにか他にできることはなかったんだろうか」
1試合だけ全員出さなかったあの試合は、絶対に忘れることはないし、今でも良からぬ方向に考え出そうとする私をギロリと睨みつけてくれています。
まとめ 街クラブ(スポ少)のコーチの私がした失敗から何を学んだか
3つの街クラブでお父さんコーチを経験してきて、やってしまった失敗を紹介しました。
すごく後悔している失敗もありますが、過去は変えられません。
失敗からコーチングやチーム選び、人との接し方や采配の仕方などを学びました。
それでもこれからまた、たくさん失敗するのだろうと思います
「失敗しても良いからチャレンジしよう」とよく子供たちに伝えています。
無意味な失敗はどうかと思いますが、大人だって同じはず。
「失敗から何を学んでどう行動するかが大事」だし、「大人だって失敗するんだよ」と自分の子や、チームの子供たちに伝えて、共に成長していきたいと考えています。
コメント
[…] 私の子供も一度干されましたが(干された様子はこちら)、探せば良いチームも、理解してくれるチームも地域によっては多くなってきていると感じます。 […]
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