【アイスランドの育成】サッカー先進国ヨーロッパの小国に学ぼう

日本のサッカー育成をもっと良くしたい!

サッカー強豪国ってどんな育成をしているのかな?

と考える方は多いでしょう。

私も同じです!

日本が学ぶべきサッカー先進国の一つが、前橋市と同じ人口が35万人の島国「アイスランド」です。

サッカーのアイスランド代表は、2016年に初出場したヨーロッパ選手権でサッカーの母国イングランドを破ってベスト8入りを果たす快進撃をみせ話題となりました。

2018年のロシアワールドカップには予選を勝ち抜けて、初出場しています!

日本と同じ、

  • 島国である
  • サッカー人口が少ない

と共通点のあるアイスランドに、日本サッカー界は学ぶべき点がたくさんあります。

今回は「サッカー先進国、ヨーロッパの小国アイスランドの育成を学ぼう」と題して、アイスランドの快進撃の原動力となったサッカー育成を紹介します。

この記事をみることで、

  • 子供たちのためになる
  • 日本サッカー界を良くしていける

など

のメリットがあります。

サッカー先進国の中で小国のアイスランドの奇跡

(出典:ゲキサカ

サッカー先進国ヨーロッパの中で、わずか人口35万人の島国「アイスランド」

2016年のヨーロッパ選手権(EURO)の本大会に初出場すると、ハンガリー・ポルトガル、オーストリアと対戦し、1勝2分けの2位で予選リーグを突破します。

決勝トーナメントでは、なんとイングランドを下してベスト8に進出し、サッカー界に大きな衝撃を残しました。

なんとイングランド戦の視聴率は驚異の99%だったそうです…

その後の2018年ロシアワールドカップ予選では、クロアチア・ウクライナ・トルコと強豪ぞろいのグループを突破してワールドカップ初出場を果たしました。

ロシアワールドカップでは予選リーグ(アルゼンチン・ロシア・ナイジェリア)で敗退したものの、メッシのいるアルゼンチンと引き分けています。

アルゼンチン戦の視聴率も99%(笑)

サッカー強豪国ばかりのヨーロッパの中で、人口わずか35万人の小さな島国がここまで躍進した理由の一つが『育成』です。

2019年に日本で行われた、アイスランドサッカー協会アカデミー・ダイレクターの講演から「アイスランドの育成」を紹介します。

日本のサッカー育成はアイスランドから学ぶ点がたくさんある

まずは講演で言われていた、アイスランドのサッカー育成を箇条書きで紹介します。

  • すべてのサッカー初心者がライセンス保有者の指導を受けられる
  • 男女平等
  • 大会はレベルを分けて大差がつかないようにする
  • 国内のサッカークラブではサッカー以外のスポーツも楽しめる

など

アイスランドサッカーの育成の特徴です。

1つずつ簡単に説明します!

すべてのサッカー初心者がライセンス保有者の指導を受けられる

アイスランドでは5歳でも15歳でもサッカー初心者であれば、UEFAの指導者ライセンスを持つコーチからサッカーを教えてもらうことができます。

サッカーを始めた時に優れた指導者と出会うことができれば、その選手はサッカーがもっと好きになる

と考えられており、まずは優秀な指導者の育成を優先しました。

アイスランドでは、10歳以下の子供の2人に1人がサッカーをしており、すべての子供が良い指導者のもとで、サッカーを長く楽しめる環境をつくっているのです。

男女平等

アイスランドのサッカー育成で重要視されている1つが「男女平等」です。

男子の練習が週4回で、女子が週3回だったらスキャンダルになり、新聞の一面になる

と発表するくらい、男女平等が意識されています。

ただ、

逆であれば新聞の5面くらいだ

とも言っており、男子の方がサッカー人口も多いので現状、完璧に「男女平等」ではありません。

アイスランドサッカー界の課題の一つですが、積極敵に「男女平等」に取り組む姿勢は学ぶ点が多いでしょう。

大会はレベルを分けて大差がつかないようにする

アイスランドのサッカー育成での大会は、レベルを分けて大差がつかないようにされています。

例えばどこかのチームが大会を行うとアナウンスをすると、各チームが「A1チーム、B2チーム、C1チーム」と申し込みます。

大会主催者がAチーム同士、Bチーム同士、Cチーム同士にバランスよく分け、どのチームも大差がつかない、ぎりぎりの良いゲームを楽しみ成長していくのです。

国内のサッカークラブではサッカー以外のスポーツも楽しめる

アイスランド国内のサッカークラブ(すべてアマチュア)では、サッカー以外にもハンドボール、水泳、空手、ゴルフなど、いろいろなスポーツが楽しめるようになっています。

ジュニア期のサッカー練習は週3回で、他の日には別のスポーツを楽しみ1人平均1.9種目のスポーツに打ち込んでいるとされています。

また年間65,000円かかる費用の約65%に当たる40,000円は自治体から負担するため、経済的にも気軽にスポーツを楽しめるのです。

アイスランドのサッカー育成

上記に上げた以外のアイスランドサッカーの特徴は、

  • U6~U10は5vs5、U12は8vs8、U13からは11vs11
  • トレーニング量は6歳まで週1~3回、7~10歳では週3~4回、11~14歳では週4~5回
  • 冬季でも屋内ピッチでサッカーができる
  • 学校に必ずミニピッチがある

など

です。

 

特にこのミニピッチは、狭い場所にも作れるし日本でもたくさんの場所にできれば、日本のサッカーはもっと強くなるのではないでしょうか!

個人的に一番印象的だったのは、「タレントを見逃すことはありえない」とアイスランドのコーチが言い切れる自信です。

才能を簡単につぶす大人が多い、日本サッカー界が学ぶべき点だと感じました。

すべてを真似すれば良いわけでもない

ここまでヨーロッパの小国アイスランドの育成を紹介しましたが、日本のサッカー界がすべてを真似すれば良いわけではありません。

  • 国民性
  • サッカー文化の歴史の違い
  • 人口や土地環境の違い

など

同じ点ばかりではないからです。

例えばアイスランドを真似して、

すべての指導者はライセンス保持者しかダメです!

としたところで、どう考えても日本ではコーチの数が足りなくなります。

アイスランドのサッカー育成は、人口が少ない国でもサッカー強豪国と渡り合える1つのモデルケースであって日本のサッカーにそのまま当てはまる訳ではありません。

日本サッカー界がアイスランドの育成に学ぶべき点

今の日本サッカー界のために、アイスランドの育成から学ぶべき点はたくさんあります。

アイスランド育成のすぐに取り入れられる点

  • 男女平等
  • 大会はレベルを分けて大差がつかないようにする
  • トレーニング量

は、すぐにでも取り入れられるでしょう。

私は3年間女子U-12 でコーチをしていましたが、「男女差別」ともとれる言葉や行動を受けた経験があります…

また大会で点差が10点以上ついたり、平日朝・夕練習を週4回・土日祝はほとんど練習か試合と明らかにオーバートレーニングのチームもあったりします。

まずはすぐに真似できるところから試して、子供たちにサッカーを安全に楽しんでもらいましょう。

アイスランド育成のすぐには取り入れられない点

  • すべてのコーチを有資格者にする
  • チームで他のスポーツも楽しめるようにする
  • サッカー施設の充実

など

はすぐには取り入れられないし、今後も難しい点かも知れません。

良いコーチの数が圧倒的に足りていないし、日本の都市部にサッカー施設をこれから充実させるのは難しいでしょう。

今でこそアイスランドのサッカー育成が注目されていますが、結果が出ない時期もコツコツ正しい方向に積み上げてきたから今の成績につながっています。

日本のサッカー界も正しい方向に積み上げれば、いつかコーチがすべて有資格者になる日も来るでしょう。

全国にいる「正しい方向にがんばっているコーチ・親たち」が、今できることをがんばるしかありません。

まとめ 小さなサッカー先進国「アイスランドの育成」を参考にして日本のレベルを上げよう

今回は「サッカー先進国、ヨーロッパの小国アイスランドの育成を学ぼう」と題して、アイスランドの快進撃の原動力となったサッカー育成を紹介しました。

サッカーのアイスランド代表は、2016年ユーロ・2018年ロシアワールドカップで大躍進しアイスランドの育成も注目されるようになりました。

  • すべてのサッカー初心者がライセンス保有者の指導を受けられる
  • 男女平等
  • 大会はレベルを分けて大差がつかないようにする
  • 国内のサッカークラブではサッカー以外のスポーツも楽しめる
  • U6~U10は5vs5、U12は8vs8、U13からは11vs11
  • トレーニング量は6歳まで週1~3回、7~10歳では週3~4回、11~14歳では週4~5回
  • 冬季でも屋内ピッチでサッカーができる
  • 学校に必ずミニピッチがある

など

がアイスランドのサッカー育成の特徴ですが、同じ島国でサッカー人口の少ない日本のサッカー界が学ぶべき点はたくさんあります。

すべてを真似すれば良いわけではありませんが、アイスランドのサッカー育成を参考に日本サッカーに生かせばもっとレベルが上がります。

何事もいきなり大きくは変わりませんが、「正しい方向にがんばっているコーチ・親たち」の日々のがんばりが、いつか花開く時が来ると信じています。

日本のすべてのサッカーキッズたちが大人に邪魔されず、大好きなサッカーを心から楽しんでプレーできるよう心から願っています。

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