【小学生】パスサッカーvsドリブルサッカーどっちが良い?

うちはパスサッカーを目指してます!

サッカーは『個』が大事だと思うんだよな

「パスサッカーかドリブルサッカーか」というのはよく議論される話題です。

大人が飲み屋で語りそうなテーマですよね

小学生年代コーチ歴6年、フットサル選手歴20年以上の私の考えを紹介します。

サッカーは、

「相手より多くゴールをした方が勝つ」

スポーツであるのは絶対ですが、やり方に正解も不正解もないし、私の意見も絶対ではありません。

ただ可能性あふれる子供たちの未来や才能を、大人の好みのサッカーに当てはめるのは大きな責任があり、危険でもあります。

私はU-12・小学生年代では、パスサッカー・ドリブルサッカーを大人が決めるのではなく、子供たちの特長をみて組み合わせるのが一番良いと考えています。

子供たちの特長を組み合わせるのがコーチの役目

スポ少や街クラブであれば、いろんな特徴を持った子がいます。

技術・得意や不得意・成長度合い・性格など、さまざまな違いがあるでしょう。

それらを「どう組み合わせて、どう戦うか」を決めるのがコーチの役目の一つです。

  • ドルブルが得意だけどパスをしない
  • 身体は小さいけど足が速い
  • 技術はまだまだだけど、体が大きくて強い
  • 右利き・左利き

などなど

子供たちの特長を生かして、劣るところはカバーし合うようにポジションを決めるのが一番良いと思っています。

言葉にすると簡単だけど、超難しいんですよね…

その中で大人も子供も失敗を繰り返し、成長していくのが理想なのではないでしょうか。

ちなみに試合に全員を出さないコーチは論外です。

試合に出れない!小学生サッカーの補欠問題について|全員出場
小学生年代サッカーでの、補欠問題を紹介しています。「試合にに全員素出場させた方が良い」と考えており、その理由や注意点も書いています。一人でも多くのサッカーをする子供たちが「サッカー大好き」になってくれることを願っています。

ポジション固定も小学生ではやめた方が良いですね

小学生年代であれば大人が決めるものではない

子供たちの特長や違いを組み合わせた結果、パスサッカーやドリブルサッカーになるのなら問題はありません。

大人が先に「うちのサッカーは○○重視」と決めてから、子供たちをそこに当てはめていくのは危険です。

セレクションをしているチームならまだしも、スポ少・街クラブで大人が先に決めてしまうと、そのサッカーに自分の特長が合わない子が必ずいます。

小学生年代のコーチの最大の役割は、「サッカーを好きにさせること」です。

始めから苦手なプレーをずっと求められるのは子供にとってつらいし、まずは得意なプレーを伸ばしていって組み合わせましょう!

8人制サッカーのフォーメーションの決め方はこちら。

8人制サッカーのフォーメーションはどう決めるか?
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よく議論される「パスサッカーかドリブルサッカーか」

「パスサッカーかドリブルサッカーか」というのは、どの年代でもよく議論される話題の一つです。

リーグ戦の代表者同士が集まる飲み会で、延々と話していたらしいです…

パスとドリブルを切り離さない

サッカーに正解はないし、とても難しいテーマだとは思いますが、私は両方同じくらい大事だし、切り離して考えるべきではないと思っています。

「パス中心・ドリブル中心」と一つのプレーを切り取って、突き詰めていくという日本人的な発想なのではないでしょうか。

コーチがパスとドリブル両方の良いところを伝えて、子供たちがゲーム中に使い分けができるのが最強です。

たまにするラーメンの話

一昔前、「ラーメンは麺が命」・「ラーメンはスープが命」という別々のCMがありましたが今はほぼ聞きません。

これだけラーメンがおいしい日本で、

麺もスープも大事なんじゃない?

とみんなが気づいたからだと思っていますが、実際のところはどうなんでしょう。

麺もスープも具もバランスもすべて大事です。

それと同じようにパスもドリブルも、カウンターなども同じくらい大事なのではないでしょうか。

パスとドリブルはボールを運ぶ手段でしかない

ボールを受けた時、最初に考えるのはシュートです。

シュートを打ってもゴールできなそうな場合に、パスかドリブルを選択します。

パスとドリブルは、「シュートを打てるところまでボールを運ぶ手段」でしかありません。

どれだけパスしてもドリブルしてもゲームには勝てないですしね

「シュートを打てるところまでボールを運ぶ手段」にこだわりすぎて、それが目的となっているチームをたまに見かけます。

パスなんかするな!サッカーをしろ!

と試合中の相手のコーチの迷言を聞いたことがあります。

意味不明です。

プロでは自分たちの形を決めていますが、U-12・小学生年代のスポ少・街クラブではチームの形を大人が先に決めずにパスとドルブルの良いところを両方教えた方が良いです。

偏ったサッカーをずっとしていると、中学・高校と別のチームに行った時に苦労する可能性もありますね

まとめ 小学生ではパスとドリブルの良いところを学ぼう

よく議論される「パスサッカー  vs  ドリブルサッカー」について私の考えを紹介しました。

小学生年代であれば、子供たちの特長を組み合わせることを考えましょう。

大人が先に形を決めてしますと、楽しめない子やサッカーを続けていく上で苦労する子が出てくる可能性が高いです。

パスとドリブルは「シュートを打てるところまでボールを運ぶ手段」でしかありません。

パス・ドリブル両方の良いところをコーチや大人が伝えて、ゲーム中に良い判断ができるようになるのが最強です。

ここまでいろいろと書きましたが、ドリブルで相手を抜き去るのは盛り上がるし、針の穴を通すようなスルーパスパスも魅力的です。

ドリブルが好きな人の方が多いのかなという気はしますね

それぞれの好みも分かれるでしょう。

子供たちを大人の型にはめずに「どんなタイプのフットボーラーになるなかな?」と温かく見守る姿勢が大事なのではないでしょうか。

コメント

  1. […] […]

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