シュートがなかなか決まらない…
シュートコースってどこを狙えば良いの?
と悩む人は、サッカーをしていれば多いのではないでしょうか。
サッカー・フットサルのゴールキーパー歴25年以上の身から言えば、
小学生でも狙える「決まりやすいシュートコース」や「シュートのコツ」があるので、
- おすすめのシュートコースは低め
- シュートのコツはタイミングをずらす
など
を意識すれば、シュートが決まる可能性はグンと高まります。
決まりやすいシュートコースやコツを知り、練習すれば試合でゴールできる可能性が上がりヒーローになれますね!
今回は「サッカーで決まりやすいシュートコースやコツを現役GKが紹介!」と題して説明していきます。
サッカーのシュートでは、決まりやすいコースやコツがある
サッカーのシュートでは、決まりやすいシュートコースがあります。
シュートを打たれる側のゴールキーパーが、嫌がるシュートコースを狙えば良いのです。
シュートのコツもゴールキーパーが反応しづらいようにすれば、シュートが決まりやすくなります。
ただ単にシュートを打っていては、「運まかせ」の要因が多くなってしまうのでシュートを打ててもなかなかゴールできないのです。
ぜひ、
- 決まりやすいシュートコース
- GKが嫌がるシュートのコツ
を知り、意識しましょう。
練習も必要ですけど…
それでは1つずつ簡単に説明していきます。
現役GKが教える決まりやすいシュートコース
現役ゴールキーパーが教える「嫌なシュートコース=決まりやすいシュートコース」は、
- 低めのシュート
- 高めのシュート
- 頭の上
です。
低めのシュート
決まりやすいシュートコース1つ目は、意外とみんな知らない「低めのシュートコース」です。
低めのシュートコースに対してGKは、たとえ正面でも股を抜ける恐れがあるので足を折りたたんでボールを取りにいくので簡単な処理ではありません。
「低めのシュートコース」はバウンドが変わったりして、シュートが決まる可能性がありますしね…
また左右に打たれた低いシュートは、セービングで処理しなければなりませんが、ボールに届くまで時間がかかるので処理しづらいのです。
足のセービングで処理をするにもミスは起こりうるし、誰かに当たってコースが変わる可能性もあります。
「低めのシュートコース」はGKが処理しづらくミスも誘発できる上に、誰かに当たって入るラッキーも十分に起こりえるので、ゴールになりやすいのです。
小学生でも狙えるので、ガンガン練習しましょう!
高めのシュート
高めのシュートが入りやすいのは、予想がつくでしょう。
特にゴールの左右の上ギリギリのところは、キーパーが処理するのはかなり難しく狙ったコースに行けばゴールになる可能性はかなり高いです。
デメリットとしては、
- 狙うのが難しい
- ボールを浮かしすぎて枠の外に外れる
- 小学校低学年の子は蹴れない
など
です。
練習あるのみですね!
GKの頭の真上
知る人ぞ知る「決まりやすいシュートコース」は、ゴールキーパーの頭の真上です。
頭の上のシュートはもちろん手で処理しますが、右でも左でもない頭の真上は手が届くまでに一番時間がかかります。
自分でやってみるとわかりますよ!
使える場面は、サイドに流れすぎてシュートコースの角度がない時です。
サイドに流れたボール保持者に対してGKはニアにポジションを取るので、「GKの頭の真上=ニア上」を狙うとゴールになりやすいです。
1分18秒からのゴールのイメージです!ニアをやられたGKにショックも与えられて一石二鳥!
知っている人はまだまだ少ないので、練習して選択肢の一つとして持っておいて損はないです。
現役GKが教えるシュートのコツ
「決まりやすいシュートコース」の次は、現役ゴールキーパーがシュートのコツを教えます!
一番意識してほしいのは「シュートのタイミング」です。
ゴールキーパーは、
シュートが来る!
と予測して対応しますが、タイミングをずらされると対応が遅れシュートが決まりやすくなります。
一番GKが対応しづらいのは、「シュートのタイミングをGKの予測より早くタイミングをずらした時」です。
- DFをかわしてすぐシュートする
- シュートの足の振りを速くor小さくする
- トゥーキック
など
が、GKの予想より速くタイミングをずらす方法です。
逆にシュートを打つタイミングを遅くする分には、GKが対応しやすいのであまり意味がないですかね…
「決まりやすいシュートコース」を意識した上で、シュートのタイミングをGKの予測より速くできれば、さらにゴールできる可能性は上がるでしょう。
また、
- GKから見えないようにシュートを打つ
- GKの重心の逆を狙う
のもおすすめです。
たくさん練習しましょう!
ゴールキーパーの重心について説明している記事です。
ゴールキーパーとの1対1の決め方を現役GKが解説|小学生も!
サッカーのシュート練習
「おすすめなサッカーのシュート練習」を2つ紹介します。
トラップ&シュート
このように2列に並び、赤⑨から赤⑥にパス。
コーンの外側でボールを受けた選手は、遠い方の足でトラップして前に進みます。
トラップで前に運んだあと、(ボールはコントロールせずに)すぐにシュート。
意外と難しいですよ!
トラップでシュートの打ちやすさが決まるので、ファーストタッチを意識するのがコツです。
コーンドリブル&シュート
次はこのようにコーンを置き、ジグザグにドリブルします。
ゴール前にあるコーンをかわしてシュート。
かわしたらすぐにシュートを打つようにしましょう。
右足でシュートを打ちたいのであれば、この場合最初はコーンの左にいかななければならないので注意します
どちらのシュート練習も、コーンは相手選手なのでゲームを意識して練習しましょう。
おすすめのボールは、コーチいらずのボールといわれている「ダービースター」一択です。
サッカーではシュートだけではないので注意しよう
ここまで「決まりやすいシュートコース」や「シュートのコツ」などを紹介しましたが、サッカーはシュートだけではありません。
ボールを持った時、
- シュート
- パス
- ドリブル
が選択肢にあり、一番大切なのはシュートです。
ただ、
- シュートが打てない時、
- シュートを打っても入らなそうな時
- シュートよりも得点の可能性が高いプレーがある時
など
は、シュート以外のプレーをします。
シュートも大事ですが、シュート以外のプレーも大切なのでシュート練習だけではなく他の練習も並行して行いましょう。
日本人はドリブル塾のように「1つのプレー」にハマる癖がありますからね…
シュートが上手くなれば、試合に勝てる可能性も上がる
サッカーではシュートが上手くなれば、試合に勝てる可能性が上がります。
サッカーは「多く点を取った方が勝つゲーム」であり、得点するにはシュートが必要だからです。
もちろんやみくもにシュートを打つより、
- 決まりやすいシュートコース
- シュートのコツ
を意識した方がシュートは入りやすくなります。
当たり前ですが、シュートが入りやすくなれば勝てる可能性は高くなりますよね!
日本のサッカーは、日本代表レベルでも「得点力不足」と言われています。
ぜひ小学生・ジュニア年代から「入りやすいシュート」を意識して練習しましょう。
今の小学生たちが日本の「得点力不足」を解決する日が来るかも知れません。
まとめ 決まりやすいシュートコースやコツを知りチームを勝利に導こう
今回は「サッカーで決まりやすいシュートコースやコツを現役GKが紹介!」と題して説明しました。
サッカーのシュートには、
- 決まりやすいシュートコース
- GKが嫌がるシュートのコツ
があって、それらを意識・練習すればシュートが決まりやすくなります。
特に小学校低学年から意識できる「低めのシュートコース」は早めに意識して狙えると、ライバルに差をつけることができます。
他のシュートコースやコツも、できる範囲で少しずつ意識するとシュートがたくさん決まるようになります。
特にGKのニア上、ズドン!は気持ち良いのでお勧めです!
サッカーにおいてシュートは大事ですが、他の練習も並行して行いましょう。
日本の小学生・ジュニア年代では「遠くに蹴るキック」が重要視されがちです。
「キックが飛ぶ子を重宝する大人」が日本サッカーをダメにしてる説
サッカーは多く点を取った方が勝つゲームなので、今回紹介したシュートコースやコツを意識すれば日本サッカー界はもっと発展すると信じています。
日本から世界最高峰のストライカーが出てくることを夢見て、子供たちのためにできることをしていってほしいと心から願っています。
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