久保建英選手のお父さんの著書「おれ、バルサに入る!」要約①

スペインリーグ・セビージャに移籍して今後の活躍・飛躍が期待される久保建英選手。

彼の逆境を乗り越えて活躍する力はすごいですよね!

日本人で初めてバルサの下部組織に入った久保建英選手のことは自然と知り、興味を持っていました。

ちょうど自分の子供もサッカーを始めた頃でもあったので、いろんな本を探しては買って読んでいましたが、そこで出会ったのがこの本でした。

「おれ、バルサに入る!」

夢を追いかけるサッカー・キッズの育て方

著者:久保建史(久保選手のお父さん)

同じサッカーキッズを育てる身としては、当時のスポ少でいろいろと不安になることもありましたが、

へー!そんなこともしたんだ!

あ、私と同じことしてる!

などなど、すごく参考になったし、なによりとても助けられたので感謝しています。

実はこの本、もう売っていません。

何回かに分けて上記の本を要約していきます。

出版社から物言いが来たら消すので早めに見てくださいね!

久保建英選手に興味を持ち、7年前に買った本

私は久保建英選手に興味を持ち、7年目に買いました。

前述しましたが、今は売っていません。

どうしても読みたければ図書館や持っている人から借りましょう。

フリマアプリで売っている時もありますが高額になっています…

サッカーをがんばる子供を持つ親にとって読んで損はない良書です。

この本の著者、久保選手のお父さんは大学までサッカーを続け今はサラリーマン(たぶん)。

大学でもトップチームではプレーできなかったとのことですが、そんなお父さんがどのように久保選手を育てたのかがどうしても知りたかったので購入しました。

お母さんの話も出てきますが、「信念のある方なんだろうな」という印象です。

全6章、200ページの本に大切なことがたくさんつまっている

「おれ、バルサに入る!」夢を追いかけるサッカー・キッズの育て方、は全6章200ページほどの本です。

以下、本の構成です。

はじめに

第1章 バルサに行きたいなら、バルサの練習をする

第2章 外遊びと読書で、体幹とメンタルを鍛える

第3章 ますは親子でサッカーを楽しむ ステップ1 幼少期

第4章 シュートの形を教え、勝つ喜びを経験させる ステップ2 年中・年長時代

第5章 試合に役立つスキルを、一つでも多く身につける ステップ3小学生時代

第6章 親はマネージャーになる

あとがき

その他、親子でできる練習メニューが23個、紹介されています。

この本には久保選手の両親の子育ての考え方やしてきたこと、久保選手の軌跡が細かく書かれていて、

それうちじゃできないよ

ということもたくさんあります。

ただ真似できることもあるし大切なことが書かれているので、できるだけ紹介しますね!

はじめに

全体を通して感じたのは久保選手のお父さん、建史さんの人間性や温かみです。

本全体から久保家のすごさが伝わってくる

出版当時の久保選手は10~11歳ですでにバルサの下部組織に所属し、お母さん弟とともにスペインで暮らしていました。

まわりから見たら上手くいっていることばかりだし、天狗になる人も出てきそうですが、建史さんの言葉からはおごりは感じません。

それどころか、さらに先をみすえているのではないでしょうか。

ゴールデンエイジまではサッカーは親が教える

久保選手が幼稚園の年中での夢は「プロサッカー選手」でした。

そこから年長で「日本代表になりたい」、小1で「バルサの選手になりたい」、小3で「日本代表になってワールドカップで優勝したい」と変わっていきます。

建史さんは世界トップクラスの選手たちが「父親から影響を受けた」と数多く紹介されていることから、「ゴールデンエイジまではサッカーは親が教える」と考えています。

また、次のようにも書かれています。

私たちは、「子供に何か強みとなるもの、自信になるものを持たせたい」と考え、子育てをしてきました。

久保選手が小さい頃から、大小たくさんのボールを部屋に置いていたそうです。

久保家では親が強みを伝えられて、久保選手が選んだものがサッカーだったのでしょう。

その他、バルサ入団の時の様子が書かれています。

9歳でバルサ入団の可能性が高まった時に、建史さんがスペインに電話して久保選手に「どうする?」と聞くと、「楽しいよ。ここでやる。電話代がもったいないから切るね」と答えたそうです。

この頃からすでに大物感がありますね

第1章 バルサに行きたいなら、バルサの練習をする

第1章では久保選手が「バルサに入りたい」と言ってから、バルサの下部組織に入団が決まる約3年間が書かれています。

「バルサに入りたい」という久保選手の言葉を受け、父親の建史さんは「どうしたらの日本人がバルサに入れるか」を調べていきます。

その中で、バルサに入る方法と共に「バルサっぽい選手」も調べ、実際に練習していきます。

実際に取り入れた練習として書かれていたのが下記2点です。

  • ボールを遠い足で止める練習
  • コントロールオリエンタード

いろいろと調べる中で、毎年日本で行われるバルサキャンプでMVPをワンチャンスで狙うことにします。

久保選手が小2の時、初めて参加したバルサキャンプで見事にMVPに選出。

ベルギーで開催される大会にバルサの一員として参加して大活躍します。

チームの成績は3位でしたが、久保選手が大会MVPに選ばれました。

そこでの活躍が認められ、9歳でバルサの下部組織に入団したのです。

簡単にまとめて書いたけど、前年のバルサキャンプを視察して情報をあつめるなど、建史さんの行動力が本当にすごいです…

下記はベルギー遠征が終わった後にコーチから来たメールの一部です。

彼は『チームがよくなるにはどうしたらいいか』を考えながらチームのために動きます。

この個人の成功を求めているのではないという点が特によいと思います。

日本のドリブルばかりで、自己中な子に伝えてあげたいですね…

第2章 外遊びと読書で、体幹とメンタルを鍛える

第2章からは久保選手がサッカーを始める前からどのように育てられたのかが書いてあります。

ここではお母さんの信念や人間性が垣間見えて、「しっかりしてるんだろうな」と感じました。

あと夫婦仲良いんだろうなぁ

「長男だけど次男のように育てたい」という久保選手のお母さん

印象的だったのが、久保選手が生まれ子育てをしていく中で、「長男だけど次男のように育てたい」とお母さんが建史さんに伝えます。※久保選手は長男

スポーツ界などいろいろな世界で成功している人は次男が多いと聞くのが理由とのことですが、確かにそういったイメージはありますよね

久保選手のお母さんのおもいを夫婦で共有し、その努力の結晶が今の久保選手の根底にあるように思いました。

久保選手のご両親がしたこと

本には久保選手を育てる上でご両親がしたことが多く書かれていますが、大きく分けて、

  • 誰とでもコミュニケーションを取れるようにする
  • 外遊びで心と体を鍛える
  • 小さな成功体験を積み重ねる
  • 自主性を身につけさせる

の4つのように感じました。

コミュニケーション能力を高めるために、やっていたことは、

  • いろんな場所、いろんな歳の子と遊ばせる
  • 2歳から「君」「さん」付けしない

です。

久保選手のご両親は外遊びを重視して、幼稚園も外遊びで決めています。

その他にも、外遊びをさせるために家におもちゃを置かなかったそうです。

またいろんなイベントに参加する中で、久保選手が不安になったり失敗を怖がったりしたとのこと。

今では信じられませんね

そういったときにもご両親が、

  • 会場に入れた
  • コーチに挨拶できた
  • その他、小さながんばり

を見逃さずに久保選手をほめました。

自主性は子供同士の遊びに口をださずに任せたり、友達の家に一人でお泊りさせたりしたと書かれています。

また絵本や本の読み聞かせで想像力や集中力を高め、普段の会話から質問をして、考えて話す習慣をつけさせます。

久保選手がサッカーを始めた頃からバルサに行くまで毎朝、1時間ほどお父さんと朝練習も行っていました。

毎日1時間練習ってオーバーワークな気がしますが、久保選手や父親の建史さんにとっても親子で楽しめる「大切な時間」だったからこそ続けられたのではないでしょうか!

まとめ 久保選手のお父さんが書いた「おれ、バルサに入る!」、第2章までの要約

久保選手のお父さん、久保建史さんの著書「おれ、バルサに入る!」を第2章まで要約しました。

「はじめに」では、主にバルサ入団の様子が書かれていて、「ゴールデンエイジまではサッカーは親が教える」というお父さんの考え方が印象的でした。

第1章では、久保選手が「バルサに入りたい」と言ってから、バルサの下部組織に入団が決まる約3年間が書かれています。

久保選手のお父さん、建史さんのリサーチ力・行動力には驚かされます。

狙い通りに小2でバルサキャンプのMVPに選ばれた久保選手もさすがですね!

第2章では、久保選手のご両親の子育ての考え方や方針、実際にしたことが書かれています。

心と身体を鍛えるために、小さい頃からご両親で大切に久保選手を育てたというのが伝わってきます。

全部は無理だけど、参考にしたり取り入れられることもあるように感じました。

サッカーをがんばる子を持つ親・コーチとして思うのは、全部真似する必要もないと思います。

また全部真似したからと知って、久保選手のようになれる訳ではありません。

各ご家庭の事情も違うし、子供それぞれに個性があります。

久保選手のご両親が根底に持っている気持ちは、真似した方が良いなと感じました。

また次の記事で第3章・第4章の要約をしていきますね!

最後に久保選手のお父さんの建史さんが、バルサの情報を集める時に参考にしたり、話を聞いたりした2人の本を紹介します。

松村尚登さん

サッカー上達の科学 いやでも巧くなるトレーニングメソッド (ブルーバックス) [ 村松 尚登 ]

サッカー上達の科学 いやでも巧くなるトレーニングメソッド【電子書籍】[ 村松尚登 ]

浜田満さん

世界で通じる子供の育て方 サッカー選手を目指す子供の親に贈る40のアドバイス [ 浜田満 ]

世界で通じる子供の育て方 サッカー選手を目指す子供の親に贈る40のアドバイス【電子書籍】[ 浜田満 ]

浜田さんの本には久保選手も出てきて面白かったし、めちゃくちゃ参考になりました!

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