子供がサッカーを始めたんだけどスパイクっているのかな?
同じチームにスパイク履いてきた子がいて、子供が欲しいって言ってきた…
完全に個人的な経験ですが、大体早い子で小2くらいからスパイクを履いてくる子がいるなと感じました。
そんな子は、サッカーが上手かったり、親が意識高い系だったりするのですが、チーム内でスパイクを履きだした子がいると、「おぉ!」と憧れる子もいます。
ワンランク上に行かれたかのような錯覚を覚える子もいるようです。
他の子がスパイクを履きだすと「俺も欲しい!」と親に言って買ってもらい、気づいたらチームのほとんどの子がスパイクに、となるケースも多々あります。
ではいつからスパイクを履きだしたら良いのでしょうか。
憧れる気持ちもわかりますが、時期によって変えるものではないです
とは声を大にして言いたいです。
シューズ選びは、怪我や障害につながるので大事です。
かかとや膝が痛いのは靴選びが間違っている可能性も考えられます。
今回はスパイクやその他のシューズの使い分けを紹介します。
このブログでは『子供がサッカーをする上で最低限知っていてほしい基礎知識』を紹介していますので、参考にして親子で幸せなサッカーライフを過ごしてもらいたいと願っています
サッカースパイクはいつから履く?小学校低学生のうちはあまり必要ない
時期によって変えるものではないと書きましたが、一般的なサッカー少年・少女であれば、サッカーのスパイクはしばらく必要ないです。
トレシューで十分ですし、私の子供は小4で初めてスパイクを履きました。
そもそもスパイクを履く最大のメリットは「滑らないこと」です
反対に最大のデメリットは「足への負担が大きいこと」で、試しに検索してみれば足への負担を心配する情報がたくさん出てきます。
もちろんネットの情報をすべて信じる訳ではなく、私自身もスパイクの足への負担を心配してあえて小4まで買っていません。
小4になり、公式戦で芝や人工芝のグラウンドでの試合が多くなってきたので、購入しました。
普段から固い地面でプレーしている場合、スパイクは必要ありません。
サッカーでスパイクを履いた方が良い場合とは?
スパイクのメリットを生かせる条件は、スパイク裏のポイントが地面に食い込んで踏ん張りやすくなるか、地面が滑る時だけです。
考えられるのは、
- 地面が柔らかい、ぬかるんでいる
- 芝、人工芝が濡れている
でしょう。
もともと土が柔らかいグランドや雨などで、地面がぬかるんでいる場合はスパイクの方が良いです。
芝や人工芝は地面が柔らかいのでスパイクを履いても足への負担はそれほど変わりませんが、芝がぬれてスリッッピーでなければトレシューで問題ありません。
プレー中に滑るのは、走り方が悪い可能性も高いのでシューズのせいではない場合もあります。
私も子供も通常の地面であれば、トレシューで滑ったことはほとんどないです
走り方については無責任なことは言えないので省きますが、私は週に2回は人工芝でフットサルをしていて、スリッピーな状態でもトレシューでほぼ滑らないです。
足への負担も専門家ではないですが、アスファルトの上をスパイクで歩いたら足に大きな負担がかかるのは誰でも想像がつきます。
スパイク裏のポイントが、地面にほぼ全部食い込まないような固い土のグラウンドでスパイクを履いていたら少なからず、アスファルトの上と同じような負担が足にかかります。
スパイクを履いても足への負担が大きくならないのは、地面が柔らかい時、踏ん張った時にポイントが地面に埋まるかが見分けるポイントです。
5年以上、さまざまな子供を見ていますが固い地面でスパイクを履く子が多すぎると感じます。
サッカーのスパイクは憧れで履き始めるものではなく、地面によって使い分けることがプレーにも足や身体にも大切です
スパイク、トレーニングシューズ(トレシュー)、フットサルシューズとの使い分け
子供に限らず大人もですが、サッカーのスパイク、トレーニングシューズ(トレシュー)、フットサルシューズをどのように使い分けたら良いのか、を紹介します。
【左からスパイク(子供の)、トレーニングシューズ、フットサルシューズ】
サッカースパイク
憧れだけで選んでは危ないことは前述しました。
スパイクは下記の条件で履くとメリットがあります。
- 柔らかい、またはぬかるんだ土のグラウンド
- 芝、人工芝(長めの時)
特徴・注意点など
- ポイントがあることで滑りずらい。
- 使い方によっては足や膝、腰にまで大きな負担がかかる。
- 芝、人工芝でもスパイク禁止の場合がある
トレーニングシューズ(トレシュー)
サッカーを始める時や、普段の練習の時や人工芝でも使える万能型のシューズです。
下記、トレシューを使う場合や特徴です。
- 土のグラウンド
- 芝、人工芝
特徴・注意点など
- 室内以外、どこでも使える
- 土や芝の質や状態によっては滑る
- 室内は禁止
フットサルシューズ
主に体育館やスポーツコートで使うサッカーシューズです。
同じく使うグラウンドや特徴です。
- 体育館
- スポーツコート
- 短めの人工芝
特徴・注意点など
- 体育館では必須
- 他のグラウンドでも使えるが足への負担は大きい
- 短めの人工芝であればフットサルシューズの方が良い時もある(人による)
すごく簡単に書くと、禁止されていないもので一番やりやすいシューズを選んでください、ということです。
なんとなく靴を選ぶと、足のトラブルにつながる恐れがあります。
サッカーシューズ(スパイク、トレシュー、フットサルシューズ)の余談
仕事から帰る時に、サッカーチームかスクールに通う子供を良く見かけます。
「一人で電車乗って通っててすごいな」と思いますが、個人的にトレシューで電車に乗るのどうかと思います。
余計なお世話なのは認識してるので誰かに注意したりはしませんが、自分の子供にはさせません
サッカー選手は足と靴を大事に
サッカー選手にとって足やシューズはとても大事です。
それに靴は唯一といって良いほど、最後まで一緒に戦ってくれる仲間で、自分で選ぶことができます。
単純にトレシューで街中を歩くと靴底の摩耗がおきますし、靴を大事にして欲しいのです。
私はFリーグの監督にもなった人の下で選手だった時に(私は元Fリーガーではありません)、「試合にサンダルで来るな。サッカー選手は足を大事にしろ」と注意されたことがあります。
単に試合に出たかったのでサンダル(クロックス)は止めましたが、次第に言っていることが分かるようになりました。
サッカー選手であれば靴とシューズは大事にした方が良いと私も今では考えています
イチローは靴を大事にしていた
スポーツは違いますが、
メジャーリーグで超一流選手だったイチローさんはプレーをした後、自分のグラブと靴を念入りに手入れしていたことで有名です。
毎日2時間マッサージを受けるなど、自分の体も大事にしていました。
「身体を大事にしよう」、「道具を大事にしよう」という単純な話ではないと思っています。
他の人が粗末にしがちなところもケアをできる、心遣いやリスペクトの気持ちが、スポーツ選手として、人として成功する一つの要因ではないのかと思うのです。
私は成功できなかった人間なのですが、親としてコーチとして子供たちに伝えていきたいと考えています。
まとめ サッカースパイクやその他シューズはシーンに合わせて大事に使おう
サッカースパイクはいつから履き始めたら良いのか、シューズにょっての使い分けを紹介しました。
シューズ選びと同じように、サッカーシューズを使い分けるのも大事です。
子供の頃は、まだ体が発達中なこともあり、間違った使い方をしていると怪我や障害(成長痛を含む)につながります。
大事な子供を守ることにもなるので、自分の体を守る大切さ、道具を大切にする大切さを伝えてくれたら幸いです。
最後に、私の子供は遠征に行く際その日のグラウンド(土か芝か)、天気などを考慮して靴を使い分けています。
もちろん失敗もありましたが、いつの間にか微妙な時は、スパイクとトレシューを両方持っていく準備の良さに驚き、今では全く口出ししていません。
靴を磨くイチローさん境地には達していませんが、道具を大切にすることの大切さをこれからも伝えていきます。
サッカー選手にとって、一番こだわることができるシューズ選び。
楽しみながら、シューズを大事に扱う子が増えたら良いなと願っています。
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