池上正さん主催、池上カップ(IKEGAMI CUP)に参加した話

だいぶ前になりますが、有名なサッカーコーチの一人、池上正さん主催の池上カップ(IKEGAMI CUP)に参加してきました。

池上さんがどんな練習メニューやコーチングをしていたか気になる!

池上正さんって誰?

と、さまざまな方がいると思います。

池上正さんについては、後ほど簡単に紹介しますので知らない方は参考にしてください。

すでに本を読んだり、講演会やスクールなどで知っている方も多いでしょう。

 

ファンもたくさんいて、私も参考にしているサッカーコーチのうちの一人です。

そして参加した池上カップはすごく良かったです

参加したことのある一人として、池上コーチや練習・大会の様子など紹介します。

池上正さんとは?

(引用:サカイク

池上正さんは、ジュニアサッカー界で、とても有名なサッカーコーチの一人です。

本を出版したり、全国で講演会・スクールなどを行っており、講演会にも参加したことがありますが、大人気でした。

ジェフ時代には、元日本代表オシム監督の練習や言葉にも触れる機会があったことが著書にも出てきます。

10年以上前から、「認める・問いかける」を中心としたコーチングを推奨し、怒鳴るコーチやサイドコーチングが多すぎるコーチに警笛を鳴らしている一人です。

私がサッカーコーチを始める6年前に、

自分の子だけではなく、他の子にも声をかけるんだからコーチングの勉強をしなきゃな

と買ったのが、池上正さんの本でした。

読んだ私は、思い切り頭をぶん殴られたくらいの衝撃を受けました。

やってはいけないとされていることを、ほぼ全部してしまっていたのです。

そこから池上さんの本を中心に、他のコーチの本を読むようになり、実践→失敗→改善を繰り返して今に至ります。

読書が趣味になったのも池上さんのお陰です。

サッカーコーチだけではなく子育てに通ずるところもあり、以前のダメな私を変えてくれた恩人の一人でもあります。

池上正さんの著書。楽天ブックス

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池上正さん主催、池上カップ(IKEGAMI CUP)に参加した話

『サカイク』というサイトも池上さん同様、参考にさせてもらっているのですが、池上カップの参加チーム募集の記事を見かけて、参加を決意。

「~(大人は)離れて見守ろう。~」がコンセプトのこのイベントは、ベンチに大人は入れません。

■参加選手

  1. 参加選手全員が同じ時間、試合に出場すること。
  2. 全試合、前後半で別のポジションにつくこと。
  3. 審判は子どもたちのセルフジャッジにて行います。

(引用:サカイク

そして、上記のルールのもと8人制、4試合が行われました。

試合は午後からで、午前中は池上コーチによる練習です。

練習内容は、下記の通り。

  • 5対5 4ゴールゲーム
  • 2対1 ボール回し
  • 2対1 ボール回しワンツー
  • 3人1組 三角形ダイレクトパス
  • 3人1組 ワンツー
  • 5対5 4ゴールゲーム

90分のメニューでテンポよく進みました。

練習、大会中とも終始ワンツーを意識させる内容やコーチング。

池上さんがワンツーにこだわる理由というのは、いくつもあるような気がしていますが、

「ボールを持っていたら相手が来て、相手の後ろが空くから、そこを使おう」

という話をしていました。

空いているスペースを使う、その入り口がワンツーなのではないのかなと私は解釈しましたが真意はわかりません

私はベースがフットサルなので、スペースを空ける・埋めるというのを常に意識していて、子供たちにわかること・できることから伝えています。

自分とボールの世界から、相手・味方と世界を広げていく必要がある。

「他者を感じる」と池上さんの著書では書かれています。

池上さんがワンツーを使わせたい、理由の一つがそれなのではないかなと感じました。

午前の練習の後には、池上さんへの質疑応答タイム。

コーチだけではなくて、親御さんも含めて1時間弱、質問に答えてくれました。

その後、すぐに大会だったので本当にあっという間の1日でした。

印象に残った池上正さんの言葉

練習と大会の間にあった質疑応答タイムでは、またとない機会なので悩みを質問してみました。

質疑応答にて

サッカーを始めたばかりの子が数人いて、同じ学年で練習させるか、下の学年と練習させたら良いのか、コーチの間で悩んでいるのですが、どうしたらよいですか?

池上さんの答え
「私は技術に関係なく、1~6年生まで一緒に練習させる。
例えばゲームも6年生5人対5年生10人でやると、6年生はなんとかしようと考えだすし、5年生は6年生を怖がらずにプレーできるようになる。
あとは下の学年と仲間になって試合をしたり、コーチが入って調整したらよい。
技術の違う子同士の練習でも問題はない。
全学年の練習が難しいのであれば、練習時間の3分の1程度、そういったゲームにしたらどうか。

正直、すべて実践できたかというと怪しいですが、この言葉を常に頭の片隅に置いて、今でもできる時はそうしています。

私が相談したサッカー歴1年未満の子は、今でもめきめき成長しており、6年生に混じって公式戦に参加した子もいます。

「サッカー歴が短くても大丈夫なのだな」と感じた1年でもありました。

私の質疑応答タイム以外で印象的だった言葉

主に大会中、子供たちにかけていた言葉が心に残っています。

あげ出したらたくさんあるのですが、私が印象的だった言葉を書きます。

  • 大人はドリブルが上手い子ばかりに目が行くが、この年代でのドリブルはどうでも良い
  • この年代ではサッカーの本質を教えるのが世界基準。ドリブルやボールタッチは中学生以降で十分間に合う
  • 「中見た?味方がいたよ」、「どこでワンツーしますか?」、「サッカーは一人でするものじゃないよ」などのコーチング
  • 「もう1点!」や「声を出そう!」との子供たちの声に、「1点取れたらそれでいいの?」、「声出したらなんでもいいの?」のツッコミ。あいまいな声掛けは(おそらく)良くないと考えている

もっとたくさんありましたが、興味があれば池上カップに参加してみることをお勧めします。

来てくれたママさん達も、「話が聞けて良かった」と喜んでいました。

こぼれ話 池上正コーチが味方に入り一緒にプレー!

(画像は池上カップとは関係ありません)

子供たちがゲーム中、大人はベンチに入れないため、真ん中辺りで様子を見ていました。

2コートあり、池上さんが見ている方はコーチにチームのアドバイスをくれるなど、とても参考になり嬉しかったです

うちのチームは、全敗で最後のゲーム。

なんと池上さん自ら、フィールドプレイヤーに加わり試合をしてくれたのです。

外から見ていて、「キックがきれいだな」と感じました。

裏へのパスを出して無言だったのですが、「そこでもパス受けられるよ」というメッセージだったと思っています。

また試合終了後、「コーチが一緒にやると伝えられることもあるし、実力差のあるゲームが締まるので、できるのであれば一緒にやった方が良い時もある」と言っていました。

今でも可能な限り、一緒にゲームをしていますが、試合で許してくれるチームは、めったにないとは思ってます(笑)

まとめ 池上正さん主催、池上カップ(IKEGAMI CUP)に参加してみて

ジュニアサッカー界で有名なコーチの一人、池上正さん主催の池上カップでの経験を紹介しました。

池上さんを知らない方にも参考になれば幸いです。

サッカー始めたばかりの子もいるし、1勝もできなかったけど、子供たちはとても楽しそうでした。

参加して本当に良かったです。

私自身、池上さんのイベントに参加したのは3回目で、「サッカーコーチとして参考になるな」といつも思います。

関西の方なのでトークも面白いですが、その裏には強い信念を感じます。

本当に子供達とやるサッカーが大好きなのでしょう。

池上さんのコピーになる気は全くありませんが、またお会いできる日を楽しみにしています。

一緒にプレーした子たち、今でもサッカーを楽しんでますよ!

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コメント

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