全国のサッカーコーチのみなさん、本当にお疲れ様です。
小学生・ジュニア年代であればお父さんコーチも多いので、全国でたくさんのサッカーコーチががんばっていると思います。
サッカーコーチをやっていて良かったなぁ
と思うこともあれば、
めちゃくちゃイライラする…
と思うこともあるでしょう。
私も子供のチームでお父さんコーチを6年以上してきて、良かったこともつらかったこともたくさん経験しました
本当にサッカーコーチをして良かったと感じています。
今回は子供のチームのコーチになろうか悩んでいる方向けに、サッカーコーチの良さを伝えようと思います。
サッカーのコーチは楽しいことがいっぱい
サッカーコーチはメリットや楽しいことがいっぱいです。
- 自分の子や他の子たちと充実した日々を過ごせる
- 子供たちの成長を近くで感じられる
- 結果が出た時はすごくうれしい
- サッカーを通じて仲間が増える
などなど
細かいことまで書きだしたらきりがないほど、サッカーコーチはメリットや楽しいことがたくさんあります。
一番良かったと思うことは、毎週自分の子とサッカーを通じて同じ時間が持てることです。
サッカーコーチをやっていないかったら、自分の子と毎週こんなに会話をすることはなかったと思います。
行きや帰りの車の中でサッカーの話や小学校での話などいろんな会話をして、私と小6の子供は今でも仲が良いです
逆に悩みやきついこともいっぱい
メリットとデメリットはセットなので、悩みやきついこともたくさんあります(笑)
- 自分の子がふがいないとイライラする
- チームがなかなか勝てない
- 練習でしたことをゲームでなかなかしてくれない
- 事務処理も含めた大会の準備が意外とめんどくさい
- 出欠確認や選手が足りない時の手配
- いつも返事しない親がいる
- 注意事項を書いたのに守ってくれない・読んでない
- 自由人過ぎる子供がいる
- 他のコーチと合わない
- うるさい親がいる
などなどなどなど…
止まらなくなりそうなのでこの辺で止めておきます。
サッカーコーチをおすすめするのに、こんなに悩みを書いたら
やっぱり、やめておこう
となってしまいますよね。
すべてのきついことが同時に起きるわけでもないし、一つ一つ解決したり、長い目で見たり、時には割り切ることも大事です。
投げ出さずにがんばってきたからこそ乗り越えた時の気持ちよさはあるし、サッカーにはそれらの悩みを凌駕する楽しさがあります。
私もいろいろな失敗をし移籍も経験しながらがんばってきて、あと数か月で私の子供が卒団を向かえますが、自分なりに乗り越えてきた今、充実感にあふれています。
コーチをして本当に良かったです!
私がサッカーのコーチをしていてうれしかったこと3選
私がお父さんコーチをしてきて本当にうれしかったことを3つあげます。
- 2年半、私のことを信じて子供も大人も信じてついてきてくれた
- 私の子どもの決勝点でメダルが確定した
- 小学生最後の公式戦で選手たちが成長を見せてくれた
2年半、私のことを信じて子供も大人も信じてついてきてくれた
今のチームに移籍してチームを任せてもらえて、
- オリジナル合宿を企画
- チーム初、平日練習を開始
- 私が見つけてきた大会遠征に全員参加
など
私が「子供たちのためになるだろう」と企画したことに対して、すべて信じて参加してくれました。
やっぱり信じてついてきてくれるのはすごくうれしいかったし、お母さんたちも手伝ってくれたのもうれしかったです。
プレッシャーも半端なかったですけどね(笑)
それぞれに思い出があって、どれも素敵な時間でした。
試合に一切来なかった子も参加してくれるようになったり、想像を超えるようなことが起こったりして、「子供ってすごいなぁ」と今でも思います。
私の子どもの決勝点でメダルが確定した
半分くらい個人的なうれしさです。
私の子どもが小1からいたチームで、全く試合に出場できない中から少しずつ出られるようになっていきました。
小3の大会では安定して試合に出場にできるようになり、公式戦で決勝ゴール。
私の子の決勝点でメダルが確定しました。
仲間や大人からほめられる私の子。
お父さんコーチって、チームによっては超肩身が狭くてきついんです…
そんな中で初めてヒーローになった私の子が、本当にうれしかったです。
ベンチで見ていて大人同士抱き合ってよろこんだのは、コーチをしていないとできなかった経験だし、今でも私の心の支えになっています。
小学生最後の公式戦で選手たちが成長を見せてくれた
2年半前に任された今のチームは、超弱くて全然勝てなかったんです。
次の年も全然勝てなかったけど、大量失点で負ける試合は少しずつ減っていきました。
そして小学生最終学年で、これからという時期に新型ウィルスの大流行で自粛期間・大会の中止が続きます。
それでも夏前くらいから活動再開して、あるかもわからない試合のために練習をがんばる日々。
関係各所の努力もあって開催された小学生最後の公式戦で、私の想像をはるかに超えるたくましいゲームを選手たちが見せてくれました。
あんなに負けてばっかりだったのに。
負けてもサッカーの楽しさは絶対に忘れなかった。
そんな自慢のチームが、一番伝えたかった何より大切なことをしっかりと実践してくれました。
今まで苦しんだことなんて一瞬ですべて吹き飛びました!
PKで負けましたが、見ている大人たちを感動させるゲームを子供たちがしてくれて、本当にうれしかったです。
迷っている人がいたらぜひチャレンジして欲しい
スポ少に子供がいるサッカー経験者の親は「コーチにならない?」と誘われることもあると思います。
審判で誘われることもありますね!
環境的に不可能・まったくやりたくないのであれば別ですが、少しでも興味があるならサッカー経験がなくてもチャレンジしてほしいです。
楽しいこともきついこともりますが、仲間や環境に恵まれればすばらしい経験になります。
大人であってもさらに成長できるでしょう。
親が自分の近くでがんばっている姿を子供も見てくれているはずです。
普段から子供に「がんばれ!」と言っている親もがんばっていたら言葉の力も増します。
たいていの場合、子供と同じチームで一緒にサッカーをできるのは小学生の間だけです。
ぜひお子さんと一緒にサッカーを楽しんでほしいなと願っています!
最後に注意点です。
- 過保護・オーバーコーチング
- 自分の子どもを優遇する
- 他のコーチ・親ともめる
- 結果だけにとらわれ過ぎる
などなど
子供のため・チームのためにならない自己中コーチはダメですよ!
コーチ・親として学びながら子供と一緒に成長すると本当に楽しいです。
私がサッカーコーチや子育ての参考にしている、池上正さんの本はおすすめです。
まとめ 子供のチームのコーチをするか悩んでいたらチャレンジしよう
子供のいるスポ少・街クラブでコーチをしようか悩んでいる方向けに、サッカーコーチをしていて良かったことやメリットを紹介しました。
サッカーコーチは本当に楽しいし、人間的に成長できます。
正しくやればですけど…
逆に悩み事やきついこともたくさんありますが、それらを一瞬で吹き飛ばすくらいのうれしい経験もあります。
一緒にがんばることで、子供のためになるのもメリットです。
一人でも多くの良いコーチが増えたら良いなと思います。
今まで6年間・3つのチームで、さまざまなチームの親コーチを見てきましたが、過保護・オーバーコーチングの人は本当に多いです。
一方、すばらしいコーチも少しずつ増えてきているようにも感じます。
子供も大人も心からサッカーを楽しめるように、日本のサッカー環境が良くなることを心から願っています。
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