今のオフサイドでしょ!
押してるじゃん!
ジュニアサッカーの試合でよく聞こえてくる、審判への文句はたくさんあります。
結構良く見るし、文句を言いたくなる気持ちはすごくわかります
私は審判に文句は言いません。
サッカーで審判に文句を言う子は、上手くなれないと考えているからです。
親やコーチが審判に文句を言ってたら、子供も真似をして審判に文句を言うようになります。
審判に文句を言って良いことはありません。
今回は持論である、「サッカーで審判に文句を言う人は上手くなれない説」について、説明・紹介します。
サッカーで審判に文句を言う子供は上手くなれない
「サッカーの試合で、審判に文句を言う人は上手くなれない」と私は考えています。
その理由を説明します。
- 悪い結果を審判のせいにしてしまう
- どうにもならないことに文句を言っても良いことはない
- リスペクトが足りない
悪い結果を審判のせいにしてしまう
一番の理由が、自分やチームが上手くいかない理由を審判のせいにしてしまうからです。
- 審判が上手ければうちのPKだったのに
- ちゃんとファールをとってくれれ失点しなかった
- 今日は審判のせいで負けた
などなど
自分・チームが上手くいかなかった、望んでいた結果にならなかったのを審判のせいで自分は悪くないと思いたくなる時もあるでしょう。
サッカー先進国の子供たちは、誤審で失点しても「もう1点多く取ってくれば良いや」とすぐに切り替えるそうです
「審判のせいで負けた」と考える子と、「自分の力が足りなくて負けた」と考える子は、将来どちらの方が上手くなるでしょうか?
私は後者だと信じています。
どうにもならないことに文句を言っても良いことはない
サッカーの審判を選ぶことはできないし、どんなにひどいジャッジだとしても文句を言ったところで判定は変わりません。
もし文句を言ってジャッジが変わったら、それはそれで問題です…
その他、試合の対戦相手やその日の天気なども選ぶことはできません。
自分・チームの力ではどうにもならないことに文句を言って、何か良いことがあるのでしょうか。
変えられないことよりも、「今これから」自分やチームが変えていけることに注力した方が良いに決まってます。
審判に文句を言って良いことはありません。
リスペクトが足りない
当たり前ですが、サッカーの試合には審判がいないと成立しません。
審判に文句を言う人は、審判へのリスペクトや感謝の気持ちはあるのでしょうか?
日本サッカー界だとそりゃーひどい審判ばかりですけどね…
自チームのメンバー・相手チーム・審判・関係者の人たちにリスペクトの気持ちがあれば、文句は(思ってても)出ないはずです。
自分一人が良ければ良いのでしょうか?
自分はそんなに完璧な人間なのでしょうか?
あなたのチームはそんなに完璧なのでしょうか?
見ている限り、「お互いさま」です
文句を言う資格なんてないと私は思っています。
審判に文句を言う人に限って、自分たちに有利になった判定には何も言わない
審判に文句を言う人に限って、自分や自チームに有利な判定になった時、何も言いません。
むしろ、
ラッキー!
と喜んでいるように見えます。
有利になった時に喜んでおいて、不利になった時だけ文句を言うのって自分勝手すぎると私は思います。
審判は同じなので、相手チームと同じ条件です。
有利にも不利にもなる可能性は十分にありますが、VARがある訳ではないのでジュニアサッカー年代だとそんなものです。
ひどい審判が多いのも事実
「サッカーで審判に文句を言う人は上手くなれない」という考えを説明してきましたが、日本の小学生年代の審判のレベルが低すぎるのも事実です。
もちろん審判が上手い人もいますが、少数でしょう。
- 全然ファールとらない(とれない)
- ファールの基準がバラバラ
- 線審がゲームを見てしまい、ラインキープできていない
- マイボールなのに相手ボールになることばかり
- そもそもルールをわかっていない
- なぜか自信満々で自分のジャッジに酔ってる
などなど
あげ出すとキリがないですね…
審判経験が少ないお父さん審判が多いので仕方がないとは思いますが、私も数々の誤審を見てきました。
一番ひどかった誤審
私が今まで見た中で一番ひどい誤審を紹介します。
とある大会の決勝戦で、自チームが自陣内でファールをして審判の笛が鳴りました。
笛が鳴ったので、止まる自チームの子供たちと、相手チームの子供たちはプレーを続け、審判が「プレーオン」と謎の宣言。
そのまま相手がゴールして、得点が認められました。
笛が鳴ったのにプレーオンって…
明らかにおかしい時に審判と話すのは全然あり
審判に文句を言うのではなく、明らかに判定がおかしい時は審判と話しても良いと私は思っています。
小学生年代のサッカーでさすがに中東の笛のようなことはありませんが、
- このままだと子供が怪我する可能性が高い
- ルールを勘違いしている
など
私はコーチ歴6年で、何回か審判と話に行ったことがあります。
選手・コーチ・審判はゲームを進める上で対等な立場なので、文句ではなくコミュニケーションをとりに行くのは全然ありです。
前述した誤審は、試合後に「笛を吹いた後のプレーオンは、ルール上ないですよ」と伝えに行きました。
あくまで誤審を認めなくて、「すげーメンタルだな!」とビビりましたけど…
審判は選手を怪我から守り、サッカーを楽しくするためにいます。
根本的に怪しかったら、話に行くのも良いのではないでしょうか。
伝え方や「話してわかりそうな相手か」などの問題はありますが…
審判目線で思うこと
私自身、審判歴は20年あるので判定にはそこそこ自身はありますが、
見えない時は見えないし、ミスジャッジもあります。
なるべく全部見ようとするし、ミスなく審判をしようとはしますが、
全試合完璧は無理です
自分が実際に見たものではなく、「怪しい」や「たぶん」で笛は吹けないし、ましてや経験の浅い審判はミスが多くなりがちです。
チーム・選手・コーチ・大人など、日本サッカー界のレベル自体が低いのだから、審判にだけ完璧を求めて文句を言うのは違うと私は思います。
日本サッカー界全体のレベルが上がれば良いなと願っています。
まとめ 審判へ文句をいう人は上手くなれない説、信じますか?
「サッカーで審判に文句を言う人は上手くなれない説」を紹介しました。
小学生年代サッカーの審判がひどいとはいえ、負けたのを審判のせいにしているようでは成長しません。
判定が変わるものでもないのに文句を言い、審判に対してリスペクトが足りないのはサッカー選手・関係者としていかがなものかと思います。
対等の立場として、コミュニケーションををとりにくのは良いですが、話を聞いてくれるかはわかりません。
上手くいかなかった時に、誰かのせいにして逃げるのと、「もっとできた」と考えて糧にするのと、どちら選ぶかは人それぞれです。
あなたのお子さんや、あなたはどちらを選びますか?
少し話はそれますが、審判に文句を言う人がいるのは松木安太郎さんが原因の一部なのではないでしょうか。
あれ、どうにかなりませんかね(笑)
コメント
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