ハンドだろ!
オフサイッ!オフサイッ!
小学生・ジュニア年代の試合でコーチや大人が審判に対して文句を言う場面はよく見かけます。
松木安太郎か!とツッコみたくなりますね…
小学生~大人|サッカーで審判に文句を言う人は上手くなれない説
サッカー・フットサル歴25年以上、コーチ歴7年の立場からすると、「ルールを知っている大人ってすごく少ないな」と強く感じます。
また意外と知られていないルールがあり、小学生・ジュニア年代では守られておらず、審判ですら知らないので放置されています。
サッカーはスポーツなので、ルールを正しく知り守ることは大切です。
今回は「小学生サッカーで意外と知らないルール3選」と題して、ジュニアサッカー界で守られていないルールを紹介・説明します。
他の人が知らないルールを知ることで、見る人が見れば
あの人サッカーわかってるな!
となること間違いなしだし、子供たちのためにもなります。
サッカーの審判初心者におすすする記事はこちら。
ほとんどの大人がサッカーのルールを正しく知らない
小学生・ジュニア年代でコーチや審判をしていると、
「ほとんどの大人がサッカーのルールを正しく知らない」
と強く感じます。
サッカー・フットサルのルールは毎年改定され、変わっています。
最近は大幅な改定がありましたね!
(引用:日本サッカー協会)
別記事で解説しますが、ハンドは最近だいぶルールが変わりました。
【みんな知らない新ルール】サッカーのハンドをわかりやすく解説
毎年改定されるルールを完全に理解し、コーチや審判をできている人はごく少数だと感じます。
私も完璧かと言われれば怪しいところもありますね…
サッカーだけではありませんがルールを正しく知り、守ろうとすることは、
- 勝つため
- 楽しむため
- フェアであるため
にとても大切です。
意外と知らないサッカーのルール3選を簡単に説明
私が小学生・ジュニア年代でコーチや審判をしていて、
意外とみんな知らないなぁ…
というルールを3つ紹介します。
- 指示できる役員(コーチ)は一人だけ
- 給水タイムに指示してはいけない
- ゴールクリアランスでのハンドorやり直し
指示できる役員(コーチ)は一人だけ
小学生・ジュニア年代で一番守られていないルールは、「指示できる役員(コーチ)は一人だけ」です。
ルールブックにも書かれていますね!
大会にもよりますが、ベンチには通常3人の大人が入ることができます。
この中で選手たちに指示できるのは一人だけです。
小学生・ジュニア年代の試合でよく見かける風景ですが、ベンチに入った大人3人が好きなだけ大きな声を出している姿を見たことはないでしょうか。
こういうチームに限ってだいたい酷い声かけですよね…
「指示できるコーチ(役員)は一人だけ」なので、これはルール違反です。
知らない審判が多いし、知っていても
ガミガミうるさいし、めんどくせーからいいか…
と放っておく審判が多いので意外と知らないルールだし、ほとんどのチームで守られていません。
飲水・給水タイムに指示してはいけない
近年の夏は異常な暑さなので、サッカー・フットサルで飲水・給水タイムがある場合があります。
特に子供の試合では多いですね
飲水タイムは『飲水をするためだけ』の時間であり、監督・コーチ・スタッフは戦術的な指示をしてはいけません。
小学生・ジュニア年代で審判をしているとほとんどのコーチ達が飲水タイムで指示をしていますが、これもルール違反です。
残念ながらこのルールも知らない審判が多いので、ほとんど放置されています。
ルールを知らないコーチはだいたいダメコーチ・地雷コーチなので、コーチを見極める材料にしてくださいね
ゴールクリアランスでのハンドorやり直し
最後は「ゴールクリアランス(スロー)」のハンド or やり直しです。
ミニサッカーやフットサルの話ですね
ボールが一回外に出た「アウトオブプレー」でキーパークリアランス(スロー)から始まる場合、子供であれば、つい自陣ペナルティーエリアを出てキーパースローをしてしまうことがまれにあります。
この時の判定はゴールクリアランス(スロー)が正しく行われなかったため、ハンドではなくやり直しです。
ボールが外に出ずに(インプレー中)、同じことをしてしまった時はハンドです。
まれなケースですが、この区別を知らない審判がほとんどですね…
ハンドではないのに、自陣ゴール前でハンドと判定されたら試合結果に影響を与える可能性が高いので知っておいて損はないルールでしょう。
確かにサッカーのルールはややこしい
サッカーはスポーツの中でルールが少ない自由なスポーツですが、確かにややこしい部分はあります。
毎年ルールが改定されるからです。
特に最近は大きな改定があり、すべて知っている大人は少ないかも知れません…
審判資格を持っていれば毎年ルールブックが届いたり、更新の時にルールを学ぶ機会がありますが、それ以外の人はありません。
ハンドやVARなど、次々とルールが変わるサッカーで完璧にルールを理解するのは難しいです。
私も怪しいルールありますし…
ただ、ルールを正しく知るだけで、試合を有利に進められることがあるのも事実です。
ルールを知ることが勝利に近づく
サッカーはゲーム・スポーツなので、ルールをなるべく正しく知ることが大事です。
ルールを知っているだけで、有利になり勝利に近づくことが多々あるからです。
逆にルールを知らないだけで負けることもあります。
例えばファールを受けた後のフリーキック。
ルール上、審判が笛を吹かなくてもすぐにプレーを再開しても良いので、相手のディフェンスが整っていなければすぐに再開した方がチャンスがつくれます。
意外と知らない人が多いので、審判の笛が鳴るまで待つ人が多いですが
もったいないな~
と思うことが多いです。
ほんの一例ですが、ルールをなるべく正しく知りプレーに活かすだけで勝利が近づく場合があります。
特にコーチであれば、毎年更新されるルールを正しく理解して子供たちに伝えましょう!
逆にルールを学ばないコーチはダメコーチなので、お子さんを任せない方が良いです。
チーム・スクール選びの参考にして頂ければ幸いです。
まとめ サッカーのルールを知り、有利に試合をすすめよう
今回は「小学生サッカーで意外と知らないルール3選」と題して、ジュニアサッカー界で守られていないルールを紹介・説明しました。
小学生・ジュニア年代の大人はコーチ・審判も含めて、ほとんどの人がルールを正しく理解できていません。
毎年ルール改正がありますしね…
サッカーはスポーツなのでルールを知り、守ることはとても大切です。
今回は意外と知らないルール、
- 指示できるスタッフは一人だけ
- 給水タイムに指示してはいけない
- ゴールクリアランスでのハンドorやり直し
を取り上げました。
このルールを知っているだけで、見る人が見れば
ほほぅ、あの人わかってるな!
となること間違いなしです。
逆に知らないと、
あぁ…コーチなのにルールも知らないんだな…
と残念に思われます。
大人が正しくサッカーのルールを知り、子供たちに伝えていくことで日本サッカー界のレベルアップになると私は考えています。
ルールを知っているだけで勝てる試合があるからです。
まずは小学生・ジュニア年代のコーチ・審判・大人達が正しくルールを知ることが大切なのではないでしょうか。
子供も大人もサッカーのルールを正しく理解して、サッカーを楽しめるようになるのを心から願っています。
これから審判を始める方、審判初心者におすすめの記事。
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