私は今まで3つの街クラブ(スポ少)でコーチをしてきました。
スポ少のコーチって超難しいです。
このブログを見ている方の中にも、スポ少のコーチがきっといると思ってます。
今回は「マジでお疲れ様です」と伝えつつ、でもコーチって最高なんだよね!
という記事を書いて、少しでも明るい気分になってもおうと思っています。
イメージは私と同じ、お父さんコーチですが、ほとんどの人が元お父さん・お母さんコーチだったのではないでしょうか。
こんなマイナーなブログの記事にたどり着いた時点で、素晴らしいコーチであることは間違いありません。
情報を集めようとしていたということですからね
スポ少のコーチは一番難しいと思ってます
個人的な意見ではありますが、スポ少のコーチって一番難しいと思っています。
一部の強豪スポ少やクラブチームを除けば、チーム内に大きな温度差があるのではないでしょうか。
「プロになりたい!」という子もいれば、「近いからなんとなく始めた」という子もいます。
多くの意識高い系の選手は強豪やクラブチームに行くので、スポ少のコーチは「その辺の子」にサッカーを伝えなければなりません。
温度差もある中で、「なんとなくサッカーを始めた子」にサッカーを教えるのはすごく難しいです。
そんな中で学びながらがんばっているスポ少のコーチは自信を持って良いと思います。
日本サッカー界を裾野からしっかり支えているのですから!
スポ少のコーチの苦しみ(あるある?)
以前、お父さんコーチについて乙お父さんコーチでもあり私が記事にしました。
今でも読まれている人気の記事です。
今まで3つのスポ少(街クラブ)でコーチをしてきて思う、スポ少コーチの苦しみをあげます。
- 基本、発言権はない
- 子供たちのために勇気をもって発言しても、ほぼ却下
- 遠征でOBコーチにはお弁当が出るけど、お父さんコーチにはない
- その他、「OBコーチの方が偉い」という謎の価値観にさらされる
- 自分の子になんか声がかけづらい
- 妙に偉そうなコーチにイラつく
- チーム内の理不尽な決まりごとや政治力にイラつく
止まらなくなるからやめておきましょう(笑)
私は今のチームで、わりと自由にやらせてもらっていますが、なんでもかんでも自由にできるわけではありません。
その辺は自分のチームではないし、いろんな考えのコーチがいるので気を付けています。
ぜいたくな悩みかも知れませんが、自由は自由できついです(笑)
責任も重いですしね…
報われる瞬間がうれしすぎて苦しいのにやめられない
上で書いたように、こんなにコーチはきつくてつらいのになぜみなさん続けているのでしょうか?
「報われる瞬間が気持ち良すぎる」からだと私は思っています。
- メダルを取れた
- 強豪チームに勝った
- 練習でやっていたことができた
- 初ゴールを決めた子がいた
- 自分の子どもが活躍した
などなど
コーチとしてチームに関わっていろんなストレスもあります。
ただ子供たちの一番近くで踏んばってきたきたからこそ味わえる喜びがあります。
その喜びを一度味わったらやめられなくなるんですよね
超わかります。
特に自分の子が活躍した時は何よりの喜びです。
- 試合結果
- 自分の子の活躍
だけを喜びにしている人がもしいたら、もったいないです。
それ以外にもたくさんの喜びがコートの中にころがっています。
一緒に探しませんか?すごく楽しいですよ!
子供たちと過ごす時間を大切にしたい
コーチとしても自分が選手としてプレーする時も感じますが、今いるメンバーでサッカーをできるのは今季だけです。
小学生の場合は主に春先にメンバーがやめたり、入ってきたりします。
そして「今のチーム」にも必ず別れる時が来ます。
だからこそ「今、子供たちと過ごす時間」を大切にしたいですね
イラつくことも多いけれど、
- 中学生になってもサッカーを続けて困らないように
- サッカーを続けない子は、いつかしたくなった時に困らないように
- サッカーを好きなまま卒団してもらうように
「その辺の子」にもサッカーを教えるのがコーチです。
やっぱり本当に難しいことにチャレンジしてるんですよ、スポ少のコーチって!
本当にお疲れ様です。
毎週目の前でサッカーをする可能性の原石たちに、「サッカーが大好きなまま中学生になってもらう」のが一番のコーチの役目だと思っています。
【私の話】6年生のコーチの重圧が重すぎる
私が今、引率しているチームははっきりいって、サッカーは弱いです。
8人制では練習試合を含め、勝ったことはありません。(先日、初勝利しました!)
4年生・5年生と大会に出ても大量失点で負けてばかり。
それでもいつも笑って毎週来てくれる、選手たちの強さに私自身、教わることの方が多い気がします。
5年生の後半にはミニサッカー大会で初の金メダル、負けるにしても大量失点での負けは少なくなってきました。
これからという時に台風や雨で大会・遠征の中止、自粛期間。(これはみんな同じだけど…)
そして再び積み上げて、何とか形になるようになってきました。
負け続けて苦しかった時に、決して「サッカーの楽しさ」を見失わなかった自慢の選手たちです。
「もうどこでサッカーしても大丈夫だな」と思えるからこそ、苦しんだこのチームで報われてほしいと思っています。
今まで積み上げてきたものに加えて、コーチの私に何ができるか。
毎日毎日、考えています。
勝手に自分にかけているだけだけど、プレッシャー・重圧がハンパないです。
あと半年、最高の思い出をつくってほしいですね!
間に合うかな…
自分語り、失礼いたしました…
まとめ スポ少のコーチはきついけど最高
スポ少でがんばっている(お父さん・お母さん)コーチに向けて、メッセージのつもりで記事を書きました。
何かと目をつけられがちなお父さん・お母さんコーチですが、がんばっている人だってたくさんいます。
もちろんひどい人もいるんだろうけど、そんなのOBコーチも同じです。
一番難しいことにチャレンジしているのがスポ少のコーチです。
難しいことにチャレンジしているからこそ、報われたときは最高の気持ちになれます。
サッカー先進国にもパパコーチはいて、それぞれ活躍しているし、日本サッカーの発展のためにも親のサッカーコーチが必要です。
いつも本当にお疲れさまです!本当に一緒にがんばっていきましょう!
いつまで続けるかはわかりませんが、理不尽に耐えながらも世界中でがんばっているお父さんコーチと共にもう少しがんばります。
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