日本には各地域さまざまなサッカー少年団・スポ少がありますが、ホームページやチラシ等に、
攻撃的なスタイルのサッカーを目指しています!
「個」を大事するチームスタイルです!
などと『チームスタイル』が書いてある少年団・スポ少は見かけた経験のある方は多いでしょう。
サッカー・フットサル歴25年以上、コーチ歴9年の立場からみると、「チームスタイルを決めているサッカー少年団はだいたいダメなスポ少」です。
「チームスタイル」は、大人が勝手に決めることではないからです。
決めても良い場合は、後ほど説明します!
今回は悪いスポ少の見分け方として、「プレースタイルを決めるサッカー少年団はだいたいダメ説」と題して仮説を紹介・説明します。
- 子供にサッカーをさせようと考えている
- 移籍を考えている
- 今いるチームはどうなのか気になる
など
の親御さんに役に立つ記事ですので、最後まで読んでいただければ幸いです。
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「悪いスポ少の見分け方」はたくさんある
チーム選びの際に「悪いスポ少の見分け方」はたくさんあります。
簡単に「悪いスポ少の見分け方」を紹介すると、
- コーチが子供に怒鳴っている
- 全員試合に出さない
- コーチが謎に上から目線
- コーチが昔の知識のまま
などなど
です。
あと、こんなコーチ・大人がたくさんいるところはやめた方が良いですね…
日本サッカーが弱い理由は「こんなオジサンたち」が原因|まとめ
そして「悪いスポ少の見分け方」一つが、今回紹介する「プレースタイルを決ているか」です。
「プレースタイルを決めているサッカー少年団」は、ほぼアウトな環境なので子供のためを考えたら避けた方が良いチームです。
「プレースタイルを決めているサッカー少年団」はほとんど危ない
今回の題材、「プレースタイルを決めているサッカー少年団」ですが、ほとんどが子供を入れるべきではない)危ないスポ少です。
「プレースタイル」は大人が押しつけるものではないからです。
ほとんどのスポ少であれば、
- 家が近いから通っている
- 友達がやっている
- 子供になんとなくサッカーをさせたい
- チーム選びをあまりしていない
など
の家庭の子供が集まってきます。
逆に、プロを目指す子もいるでしょう
簡単にいうと、コーチは「いろんな環境の子供」にサッカーを教えるのです。
それなのに一律に「プレースタイル」を押しつけたら、合う子もいれば合わない子もいます。
「プレースタイル」に合えばまだ良いですが、合わない子は
- ずっと試合に出場できない
- 苦手なことをずっとやらされる
- がんばっても評価されない
など
「サッカーを嫌いになってもおかしくない環境」でサッカーを続けなければなりません。
将来どうなるかはいうまでもないですよね…
小学生・ジュニア年代で「プレースタイル」を子供に伝えるには、かなりの覚悟が必要
誤解してほしくないのが、スポ少で「プレースタイル」を決めてはいけない訳ではありません。
- 攻撃的なサッカー
- 守備的なサッカー
- ポゼッションサッカー
- カウンターサッカー
など
サッカーにはいろいろな「プレースタイル」があり、大人になった時にはチームの「プレースタイル」を最低限、守ってプレーする必要があります。
ただ小学生・ジュニア年代の子供たちはまだまだ成長中で、
- どんなプレースタイルが合うかわからない
- 子供のプレースタイルを理解できるコーチが少ない
- 子供がどんな成長をするかわからない
など
の理由で、1つの「プレースタイル」を押しつけるのは非常に危険です。
「プレースタイル」を子供に伝えるのは、かなりの覚悟と勉強・改善を繰り返さなければなりません。
そこまでできるコーチは、スポ少にはほとんどいないので現実的に難しいのです
条件がそろった上でプレースタイルを伝えるのはあり
日本の小学生・ジュニア年代でも「プレースタイル」を伝えても良いチームはあります。
- J下部
- クラブチーム
など
が「プレースタイル」を伝えても良いチームです。
J下部
Jリーグの下部組織はトップチームを頂点として、そのチームの「プレースタイル」を
- ユース
- ジュニアユース
- ジュニア(U-12)
に共通して伝えていきます。
「チームの哲学」があってジュニア年代から育成していき、トップチームにつなげようとしているのです。
コーチはプロだし、チーム内で共有されていることがほとんどなので「そのJクラブのプレースタイル」が良いと思うのであれば、挑戦するのはありです。
クラブチーム
クラブチームも「プレースタイル」を伝えても良いでしょう。
クラブチームにいるコーチたちは「サッカーで生計を立てているプロ」であり、全ての責任は自分たちにあるからです。
またセレクションで子供を選べるチームは「自チームのプレースタイルに合う子」を選べるし、子供も「自分が好きなプレースタイル」でチームを選べます。
結果として、
子供のプレースタイル=チームのプレースタイル
が同じになり、お互いが良い関係になれるのです。
注意点
「プレースタイルを伝えても良い例」を紹介しましたが、最初は良いと感じても子供とチームのプレースタイルが合わないことは十分にあり得ます。
- 子供の強みは変わっていく
- まだ強みがはっきりとわかっていない
- 大人が勝手に「子供の強み」を決めている
- 最終的には人と人なので合わない時がある
など
があるからです。
とにかく強いチームにいくんだ!
となるのではなく、長み目でみて「お子さんに合うサッカー環境」を親が一緒に用意してほしいと願っています。
スポ少・少年団では、のびのびとサッカーをしよう
一部のスーパーな子を除き、ほとんどの子供がスポ少・少年団でサッカーを楽しんでいます。
サッカーの入口である小学生・ジュニア年代のサッカーで、一番大切なことは「サッカーを大好きになってもらうこと」です。
「サッカーが大好き」である土台がないままサッカーを続けると、いつかつまらなくなってサッカーをやめてしまいます。
まずは子供たちにのびのびと、楽しくサッカーをして「サッカーを大好き」になってもらいましょう。
向き不向きは別として「プレースタイル」にこだわるのは、中学生以降でも間に合うので焦る必要はありません
まとめ ダメなスポ少・少年団を避けて子供とサッカーを楽しもう
今回は悪いスポ少の見分け方として、「プレースタイルを決めるサッカー少年団はだいたいダメ説」と題して仮説を紹介・説明しました。
悪いスポ少の見分け方は、チーム方針や「ダメなコーチ・大人がいるかどうか」でわかります。
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悪いスポ少の見分け方の一つが「プレースタイルを決めているか」です。
「プレースタイルを決めているスポ少はほとんどアウト」だと考えて良いでしょう。
小学生・ジュニア年代のサッカーの子供の「プレースタイル」は大人が決めるものではないからです。
スポ少は「いろんな環境の子」がいるので一律に「プレースタイル」を決めてしまうと合わない子が出てきて、サッカーを嫌いになってしまいます。
また「プレースタイル」を子供たちに伝えても良いですが、かなりの覚悟と努力が必要です。
J下部や有名クラブチームなど、一部のチームは「プレースタイル」を伝えても良いですが、スポ少ではやめておいた方が良いです。
チームを選ぶときにチームの「プレースタイル」を書いてあるところは、子供のためにならないので基本的にやめておきましょう
小学生・ジュニア年代のサッカーで一番大切なのは「サッカーを大好きになってもらうこと」です。
サッカーをのびのびと楽しんでプレーする子供が一人でも増えるように、心から願っています。
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