サッカーコーチになるにはどうしたら良いでしょうか?
- コーチライセンスを取る
- 専門学校に行ってコーチを目指す
- サッカーコーチの求人情報に応募する
全部成正解です!
しかし、あえておすすめしたいのが
街クラブ・スポ少(小学生年代)でコーチを一度経験してみる
ことです。
私は3つの街クラブ・スポ少でお父さんコーチとしてやってきましたが、「これ実は一番コーチとして難しいんじゃない?」と思っています。
クラブチームやJ下部でコーチしたことないですけど(笑)
街クラブでのコーチ経験は、これからコーチになりたい人にとって素晴らしい経験になります。
日本サッカーの一番裾野の状況を知れるのもメリットです。
サッカーコーチになりたい人に街クラブ・スポ少の経験が役に立つ理由をくわしく紹介します。
サッカーコーチになるには街クラブ・スポ少を経験した方が良い
サッカーコーチになるには街クラブ・スポ少を経験した方が良いと思うのは、コーチにとって経験がとても大事だからです。
私は6年間サッカーコーチとして子供たちと接してきましたが、上手くいったこともあればたくさん失敗もしました。
その経験こそが、サッカーコーチとして一番大切だと思っています。
子供のころ入っていたスポ少にお願いしてみても良いし、自宅近くの街クラブに連絡を取ってコーチにしてもらうのも良いです。
基本的にコーチは足りていないので、断られる可能性は高くはないとは思います。
少なくとも私は、子供が所属した3つすべてのチームでコーチになれました。
「サッカーコーチになりたい」と志の高い人が、今の日本サッカー界のすそ野に良い影響を与えるのもメリットになり得ます。
審判やらされますけど…
街クラブ・スポ少をおすすめする理由
成功や失敗の経験が大事だと書きましたが、街クラブ・スポ少でしか得られない経験があるのがおすすめする理由です。
いろいろありますが、大きく分けて下記の3つです。
- いろんな技術・温度差の子供たちがいる
- 低学年はマジで宇宙人
- 人間模様がいろいろある
一つずつ簡単に説明します。
いろんな技術・温度差の子供たちがいる
街クラブにはいろんな技術・温度差の子供たちがたくさんいます。
「プロになりたい!」という子から、「近いから」・「親に言われてなんとなく」という子までいます。
幼稚園の頃からサッカーをしていて、1年生で上手い子もいれば、サッカーを始めたばかりで何もわからない子までいるのです。
そんな状況で、どのように子供たちと接し、コーチングをしていけば良いか、どのような練習にしたら良いかを考えるのはサッカーコーチとして大きな経験になります。
低学年はマジで宇宙人
街クラブやスポ少でコーチを経験した人はわかると思いますが、
低学年はマジで宇宙人レベルです。
- 気づいたら鉄棒で遊んでいる
- 話してるのに砂いじりに夢中
- 突然よくわからないケンカが始まる
- ひたすら話しかけてくる子がいる
などなどなどなど
クラブチームのように人工芝のグラウンドでサッカーに集中できる環境ではないため、とにかくいろんなことが起きます。
そんな状況で、どう対応していくか・サッカーの楽しさを伝えるかを模索できるのも街クラブやスポ少でしか得られない経験の一つです。
人間模様がいろいろある
街クラブ・スポ少ではコーチ・親・子供の距離感が非常に近いので、いろんな人間模様が見られます。
良い面もあれば悪い面もありますね…
コーチ間・学年間・コーチと親・親と子ども・親同士、人間同士なので合う・合わないは当然あります。
- ここはマネしたいな
- これは問題点だな
- こういう親からはこんな子どもに育つんだな
- こんな良い関係、トラブルがあるんだな
などなど
口出しするともめるケースもあるので難しいですが、サッカーコーチになりたいのであれば、チーム内のいろいろな人間模様を見ておくのも良い経験です。
やばい街クラブ・スポ少がたくさんあるので要注意
サッカーコーチになりたいのであれば、街クラブ・スポ少での経験をした方が良いと書いてきましたが、やばいチームも多数あるので要注意です。
- ヘッドコーチの人間性が疑われる
- 自分の考え方と違いすぎる
- 審判ばかりやらされてコーチとして接する時間がない
- チーム内がギスギスしている
などなど
今まで3つの街クラブを経験してきましたが、3つとも全然違いました。
中には超ストレスたまるチームもありましたね…
いろんなチームがあるのが良いところだと思いますが、自分に合うチームでコーチ経験を積んだ方が良いです。
本質は誰にも知られないようなチームの中にある
どんなサッカーコーチになりたいでしょうか?
- 将来はプロの監督
- 育成年代のプロフェッショナル
- いつか自分のチームを持ちたい
いろいろあるし、どれも素晴らしいです。
どの年代のサッカーコーチになるにも、本質は同じだと私は考えています。
その本質を一番みて・感じ取り、伸ばしていけるのがジュニア・小学生年代のサッカーだと私は思っています。
日本サッカー界の一番すそ野、誰にも知られないようなチームでがんばる子供や大人達の中に日本サッカー界の未来や課題がころがっています。
良い代表監督を呼ぶのが、日本代表を強くするのではありません。
まだまだ日本には良いコーチが足りていない
まだまだ日本には良いサッカーコーチが足りていません。
日本サッカーの一番すそ野で6年間見てきたコーチの私からすると、日本のジュニアサッカー年代は依然として劣悪です。
- 怒鳴りまくる大人
- 1日中、ベンチに座って試合に出られない子供
- 負けた後、説教や罰走をさせる大人
などなど
ただ若いサッカーコーチを中心に、少しずつ変わってきているのもとても強く感じます。
サッカーコーチにとって大切なことがたくさんころがっている、街クラブ・スポ少で自分のペースで1年で良いからコーチをしてみて欲しいです。
もちろん必須ではありませんし、お金は出ませんけど、他では得られない経験になるはずです!
子供にとって、日本サッカーにとって良いサッカーコーチが少しでも増えてくれたら良いなと願っています。
まとめ サッカーコーチを目指す人は、街クラブ・スポ少のコーチ経験がおすすめ
サッカーコーチを目指す人向けに、1回は日本サッカー界を一番下から支える街クラブ・スポ少でのコーチ経験をおすすめしました。
街クラブやスポ少には、クラブチームやJ下部では経験できないようなことがたくさんあります。
サッカーで大切なこともたくさんあると私は思っています
良いこともあれば、課題もたくさんありますが、どの年代でサッカーコーチをするにも役に立つ経験ができるでしょう。
私はこれからサッカーコーチになる若い年代や、お父さんコーチの可能性を信じています。
少しずつしか変わりませんが、一緒に日本サッカー界を変えていけることを心から願っています。
コメント