ジュニアサッカーでも使える「2対1」数的有利時のオフェンス

数的有利ですごくチャンスなのに決めきれない…

なんでいつもチャンスで外すんだろう…

小学生・ジュニア年代であれば、そのような場面は多いと感じます。

コーチとして自チームやいろんなチームを見てきて、

  • 2対1のチャンスを上手く活かせるチーム
  • 2対1のピンチを上手くしのげるチーム

すごく少ない印象です。

おそらく教える側の大人がわかっていないからですかね…

当たり前ですがチャンスを活かし得点を重ね、ピンチの時に上手くしのいで失点しなければチームは勝利に近づきます。

今回はゲーム中に多くある「2対1のオフェンスの基本」を説明・紹介します。

ディフェンス編は別記事で紹介しますね!

トランジション・数的有利を生かせるチームが勝利に近づく

以前、小学生から意識したい4つの局面・トランジションを説明紹介しました。

小学生サッカーでも意識したい4つの局面・トランジションとは
小学生・ジュニア年代から意識したいサッカーでの「4つの局面・トランジション」について、わかりやすく説明しています。「4つの局面・トランジション」を意識するとライバルチームに差をつけられるし、ジャイアントキリングも狙えるので練習から意識しましょう。

トランジション・カウンター・数的有利(不利)の局面では多くの得点(失点)が生まれます。

つまりこの局面を上手く制すれば、チームの勝利がグッと近づきます。

じゃあどうすれば良いんだよ…

となるので作戦ボードを使いながらわかりやすく説明します。

「3対2」の場面にも通ずるところはあるので、まず「2対1」の基礎から学んで日頃の練習・ゲームに活かしていきましょう!

サッカーで勝敗を分ける2対1のオフェンス

まずは2対1のオフェンスから紹介します。

良くある失敗パターン

一番多いように見えるのが、脳みそドリドリ系の選手が相手ディフェンスの位置を見ずにつっかけていくパターンです。

こんな感じでボールを持っている(赤⑪)の縦方向に相手の(青⑩)がいるのに、

相手や味方の位置を見ずにドリドリで突っかけていきます。

イノシシのごとく前しか見ていないので、無理やりシュートして終わります。

点を取る自信があれば別ですが…

せっかく2対1なのに1対1、なんなら相手キーパーも含めて1対2になっていることにすら気づいていない残念な形です。

 

次にあるのが相手のディフェンスを良く見ないですぐにパスを出してしますパターン。

今度は逆にボールを持っている(赤⑪)の逆に横方向に相手(青⑩)がいるのに対して、

味方(赤⑩)へのパスしか考えられず、相手に取られてしまいます。

裏を狙うも、大きくなって相手キーパーに取られてしまうパターン。

どれも良く見る場面ですよね…

2対1のオフェンスの基本

2対1のオフェンスの基本は、

  • 味方の位置
  • 相手の位置

良く見た上で判断しなければいけません。

相手ディフェンスが食いついてきているなら早めに味方に預け、相手が来ないなら自分でボールを運びます。

それぞれこんな感じでチャンスをつくりシュートまでいきましょう。

相手(青⑩)がボール保持者(赤⑪)に食いついている場合は、早めにパスでGKとの1対1をつくります。

ボールの高さによっては(赤⑪)がもう一度ボールを受ける準備をします。

次に相手が(青⑪)があまりボールに食いついていない・パス方向を切っている場面。

(赤⑪)が縦方向にボールを運び、相手(青⑪)を食いつかせてから味方(赤⑩)にパスをして、相手GKとの1対1をつくります。

ボールを運ぶといっても必ず相手を抜く必要はなく、食いつかせるだけでOKです。

もちろん得点できる自信があるなら抜いてもOKです!

応用編の一例

通常の2対1から、

ボールを持っている(赤⑪)は中に入りデイフェンス(青⑪)を食いつせつつ、(赤⑩)(赤⑪)とクロスしてこのように動きます。

あとは(赤⑪)から(赤⑩)にパスをすれば大チャンスです。

だいたいの小学生は2対1のオフェンスとディフェンスができていない

小学生・ジュニア年代で6年以上コーチをしましたが、2対1のオフェンスとディフェンスができているチームはほとんどないと感じます。

私が見ているチームもそこまで手が回っていないので、あまりできていません…

今回は2対1のオフェンスの基本を紹介・説明していますが、まずはチームの基礎がしっかりできてきたら2対1や3対2の基本を学べば良いです。

冒頭でも紹介した、チームの基礎を説明した記事。

小学生サッカーでも意識したい4つの局面・トランジションとは
小学生・ジュニア年代から意識したいサッカーでの「4つの局面・トランジション」について、わかりやすく説明しています。「4つの局面・トランジション」を意識するとライバルチームに差をつけられるし、ジャイアントキリングも狙えるので練習から意識しましょう。

順番をすっ飛ばして2対1・3対2を教えても良くないと思っています。

まずはチームで戦うことを全員が意識してほしいです。

その上で2対1のオフェンスで決めきれれば、勝利が近づくこと間違いなしです!

2対1のオフェンスの局面では、

  • 味方の位置
  • 相手の位置

を見た上で判断しましょう。

まとめ 2対1を制してライバルチームに差をつけよう

今回はゲーム中に多くある「2対1のオフェンスの基本」を説明・紹介しました。

2対1のオフェンスでは、相手ディフェンス・味方の位置を見てプレーを判断するのが大事です。

「2対1のオフェンスの基本」を意識して得点し、ライバルチームに差をつけつつ勝ってしまいましょう!

まずはチームの基礎から積み上げるのが大事です。

チームの基礎ができてきたら、2対1の基本を意識していきましょう。

小学生・ジュニア年代で、できているチームがないというのは、できたら思うがままです。

U-12年代でコーチをしていると2対1のオフェンスの場面で、

  • 相手がいるのに全部ドリブルでつっかける選手
  • 自分で運べるのにすぐにパスをしてしまう選手
  • シュートが打てるのに打たない選手

がとても多い印象です。

2対1は、相手・味方を良く見て自分のプレーを判断する必要があります。

ぜひ練習から2対1を取り入れて、プレー・判断の質を上げてがんばってもらいたいなと心から願っています。

子供に「2対1」をわかりやすく説明するためにおすすめな作戦ボード。

サッカー作戦ボードのすすめ!|上達が早く、子供の自主性も育つ
サッカー作戦ボードの使い方やメリット・デメリットを紹介しています。作戦ボードを使うことでわかりやすく動き方やポジショニングを伝えたり、子供たちの自主性を育てたりすることもできるので1つもっておいて損はないです。

2対1を制してライバルチームと差をつけちゃいましょう!

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