娘がサッカーをがんばっているから応援したい!
小学生の女子サッカーの情報がほしい…
以前、U-12の女子サッカーについての記事を書きました。
私自身、子供が女子サッカーへ行く可能性もあった頃から主にネットですごく調べましたがわかりやすい情報はなかったです。
全然出てこないじゃん…と不安になったのを覚えています
中には自分の子を日記形式で追いかけているブログがあり、参考にさせてもらった点もありますが、情報としてはイマイチでした。
これからサッカーを始めようとする女の子や、男子チームから女子チームに移籍しようとしている子供の親御さん向けに書いていきます。
現在女子チームの人は共感するところや、「いやうちの方は違う!」などと楽しんでもらえればうれしいです。
小学生年代の女子サッカーには可能性があふれている
私の子供が小4の時に女子チームに移籍して2年弱、いろんな経験をさせてもらいました。
規模の大きい大会から、自主大会まで参加してさまざまな小学校女子サッカー選手をみましたが、「日本の女子サッカーは可能性にあふれている」と強く思いました。
それまで男子チームの中で苦しむ女の子の方をよく見ていたからかもしれません。
U-12女子で、こんなに上手くて楽しそうにプレーする子がたくさんいることに本当に驚きました!
もちろん男子チームの中でがんばっても良いと思います。
しかし男子チームの中で苦しみながらサッカーを続けるなら女子サッカーチームに移籍するのも一つの選択肢です。
U-12女子サッカーの問題だらけ …まずは男女差別と性的問題
「小学生女子サッカーは可能性にあふれている」と書きましたが、同時に問題やもろさも多く抱えています。
サッカーでの男女差別
いろいろ問題がある中で、一番は男女差別だと私は思っています。
「女なのに上手い」
「女の子にサッカーなんて…」
すべて直接聞いたことのある言葉でだし、私の子供が言われたこともあります。
親として、一人の人間として、とても悲しくなりました。
もちろん一部の人ですが、こんな男女差別が許されて言い訳がありません。
サッカーは男も女も、大人も子供も、国籍や肌の色は関係なく楽しめる、遊びです。
女の子が気がねなくサッカーを楽しめる環境が日本には少ないのが、一番の問題です。
あまり誰もいわない性的な問題
どの年代の女子サッカーにもつきまとうのが、「性的な問題」です。
少し前に女子U-15のチームで、選手がコーチと関係をもったり、盗撮をしたりするという犯罪が話題になりました。
人それぞれ性的志向があるのは理解しますが、超えてはならない一線を越えるのは理解ができないし、女子サッカーにおいては弊害でしかありません。
小学生女子サッカーの諸問題
他にも小学生女子サッカーの問題はたくさんあります。
選手・チーム・コーチ等の関係者が全体的に不足している
小学生年代の女子サッカーチームはまだまだ少ないです。
大会で一緒に審判をした方から違う地域の情報を聞くと、「次第に減っていく」と聞いたし、今年度で解散するチームもありました
もちろん新しくできるチームもあります。
もともとの女子選手の人数が少ない上に、男子中心チームのみでがんばる子もいるので仕方がありません。
U-12女子チームはお父さんコーチが多いイメージなので、女子選手が少なければコーチ・審判などの大人の協力も少なくなります。
試合環境などが整っていない
各地でU-12女子のリーグ戦や試合が組まれているとは思いますが、まだまだ万全とはいえません。
短期集中になりがちであったり、着替える場所がない、トイレが足らないなどの問題があります。
協会はU-12男子とセットで考えるからなのか、会場の都合なのかはわかりませんが、女子の公式戦を短期間で終わらせようとします。
男子チームと掛け持ちでやっている子・トレセン活動もある子は毎週土日試合やダブルヘッダーでオーバーワーク気味になりがちです…
また着替える場所がないため、お母さんたちがタオルで囲んで対応したり、トイレが足りないため、タイミングが悪いと人気ラーメン店のような行列なったりします。
男女差別の次に大きな問題は良いチーム・コーチ不足
チーム不足とリンクするのですが、気軽に通える範囲に良いコーチがいるチームがない場合があります。
男子中心チームは「良いチームを選べる目」があれば、良いコーチがいるチームを高確率で選べます。(地域にもよりますが)
女子チームには選択肢が少なく、気軽に通える範囲に良いチームがない可能性があるのです。
男子中心チームと同じ問題で、どうしても強豪チームに女子選手が集まる傾向があります。
強豪だからといって、良いコーチがいるとは限りません。
試合に出れずにずっとベンチにいることになったり、試合でコーチに怒鳴られたりすることになります。
女子チームにもたくさんいる怒鳴るコーチ
私が親子で女子チームを検討して、いろんなチームをみるようになった時に、
さすがに小学生の女の子に怒鳴るア○はいないだろうな…
と思っていましたが、驚くほどたくさんいます。
女子チームを考えている人も多いとは思いますが、入部や移籍を検討しているチームのコーチが怒鳴るなら、やめた方が良いかも知れないし、他の男子中心チームに移籍した方が良い可能性もあります。
女子チームではなくても、女子トレセンや試合の時だけ結成する女子チームもある場合があるので、慎重に選んでもらいたいです。
過去の実績や結果だけでチームを選ぶのは要注意です。
それでも小学生(U-12)女子サッカーは可能性にあふれている
マイナス面や問題をたくさん書きましたが、それでも「小学生年代の女子サッカーには可能性があふれている」と感じます。
2011年FIFA女子ワールドカップで日本の女性の力を世界中にみせてくれました。
U-12でも女性は強いと感じるし、集まった時のパワーってすごいといつも思います。
オレやることないな…という時も(笑)
今でも「こんなに上手い子がいるのか!」・「こんなに楽しそうにサッカーする子がいるのか!」と驚かされる瞬間があります。
マイナス面も書きまたが、良いチーム・コーチも確かに存在します。
良くも悪くも、未開拓な小学生(U-12)女子サッカーで親子で一緒に踏んばりたいと強く思います。
まとめ 日本の女子サッカーが再び世界一になるには小学生年代から
日本の小学生(U-12)女子サッカーで感じる可能性と問題点について書きました。
どの年代にも限らず、女子サッカーでの最たる問題点は、男女差別と性的問題です。
その他に、環境面などさまざまな問題点がありながらも、楽しく力強くサッカーをプレーをしている女の子をみると、無限の可能性を感じます。
まだ少ないながらも、良い環境でサッカーを続けた女子選手が再び世界一に輝く日は、そう遠くはないと私は思います。
今回は日本の問題として書きましたが、アメリカサッカー女子選手が男女平等を求め、訴えを続けています。
いきなり大きくなるのですが世界中で男女関係なく、心からサッカーを楽しめることを願っているし、私自身できることからやっていきます。
コメント
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