新シリーズとしてサッカー界で活躍する選手を取り上げ、育成目線で成功のヒントを見つけていく記事を定期的に書いていきます。
今回はイタリアセリエAで活躍を続け、日本代表不動のセンターバックの富安健洋選手です。
富安選手のなにがすごいかというと、
ディフェンスに対して超うるさくて厳しいリーグでやっているのに、ディフェンス面で評価されている
点です。
さらに得点もできる積極的な上りも良いですね!
評価は急上昇で、ビッグクラブへの移籍も噂されています。
そんな富安選手が、
- サッカーを始めたきっかけ
- どんな幼少期を過ごしたか
- どのようにプロまでいきついたのか
を紹介し、なぜ今の成功があるのかを現役ジュニアサッカーコーチが育成目線で考察します。
日本代表、富安健洋選手の活躍っぷりがやばい
(引用:ゲキサカ)
まずは富安選手の最近の活躍を紹介します。
現在所属するセリエA・ボローニャFCではセンターバック・サイドバックとして出場しています。
『守備の国』イタリアで、2つのディフェンスのポジションをこなすのはすごいですね!
2021年1月24日にはクリスティアーノ・ロナウドら豪華メンバーがいる強豪ユヴェントスと対戦し、0-2で敗れるも、
CBとして先発し、最後は右SBでプレー。どちらのポジションにおいても戦術的に上手くこなしていた。一度も困難に陥ることなく良い試合をしていた
(引用:ゲキサカ)
とメディアから賛辞を贈られるほどの高評価。
また2021年1月30日には絶対的なエース、ズラタン・イブラヒモビッチ擁する首位ACミランと対戦しフル出場しています。
1-2と敗れた試合後のメディアの評価は、
SBの選手として好守両面において貢献し、輝かしい土曜日となった。きっと素晴らしい将来が待っているだろう
(引用:ゲキサカ)
と再びほめちぎられています。
負けたのに褒められるってすごいですね!
富安健洋選手がサッカーを始めたきっかけ、出身高校など
セリエAで活躍を続ける富安選手の幼少期やプロになるまでの軌跡を見てみましょう。
まずはチーム歴です。
サッカーを始めたきっかけ
姉2人がいて3人目の子というのもあり、ゆったりとして気持ちで親に育てられた富安選手。
サッカーを始めたきっかけは、幼稚園年中で本当は水泳をしたかったけど怪我をしていてできずに、代わりにサッカー教室に行ったことでした。
そこでサッカーが楽しくなり、基本的な技術を教わります。
小学生入学後はチームには入らずにいたものの、近くのスポ少の代表に「良い走り方をする面白い子がいるな」と目をかけられます。
知り合いを通じて富安選手を誘い、小1の後期に三筑キッカーズで本格的にサッカー人生を歩みだしました。
プロになるまで
三筑キッカーズで成長し、小6でナショナルトレセンにも選ばれるようになった富安選手。
そのころ通っていたバルサスクールのコーチからバルサに推薦されるほどになりました。
バルサへの入団はスペインに引っ越すのが現実的ではないと判断し、なくなったようです
そして250人集まったアビスパ福岡のセレクションを見事に突破。
ジュニアユースからプロになるまで、アビスパ福岡でのサッカー人生を歩みます。
U-15の日本代表にも呼ばれるようになり、厳しい環境の中で順調にステップアップしなんと高校三年でアビスパ福岡とプロ契約し、苦しみながらもレギュラーの座をつかみます
【こぼれ話】富安選手の出身の高校
日本は高校サッカーが盛んなので、
富安選手の出身高校はどこ!?
と思われる方もいると思われますが、富安選手は高校時代もアビスパ福岡でプレーしており、高校サッカー選手権には出場していません。
九州高等学校に2年間通っていましたが、高3でプロ契約したために通信制の高校に転校しました。
2019年には母校の九州高校に訪問し、先生や生徒たちと交流をはかったそうです。
(引用:九州高等学校)
とても気さくで感謝を忘れない人なんだろうなぁ
富安健洋選手の強みはでかいのにスピードがある
お母さんが元陸上選手・お父さんも野球・剣道経験者で、スポーツのDNAは受け継いでいました。
小学生の頃から、「でかくて速くて上手い」のが特徴で、小6で170㎝はあったとのこと。
また身体的な能力だけではなく、常に全力でプレーする「生真面目さ」を持ち合わせていました。
プレーだけではなく、チームの準備も自主的に考えて行動していた富安選手。
「自分の中で限界をつくらないのがすばらしい」とアビスパ福岡のコーチも語っています
富安健洋選手の移籍のうわさが絶えないが今後どうなるか
(引用:ゲキサカ)
アビスパ福岡で成長し、2018年からベルギーリーグ・シント=トロイデンへ移籍。
そこでの活躍が認められ2019年にはボローニャFCへ着実にステップアップしていきます。
現在セリエAで大活躍している富安選手は、市場価値がうなぎ登りで移籍のうわさが絶えなくなってきました。
再建をはかる古豪ACミランも富安選手獲得を狙っていましたが、方向転換する報道も出ています。
ミランが冨安を諦める意向も…他の複数ビッ
グクラブが獲得を検討か (引用:ゲキサカ)
また移籍のうわさの出始めているイタリア王者ユベントスも、「ユベントスでのプレーが夢」と過去に富安選手は語っています。
冨安健洋「ユベントス入りは夢」 カテナチオの国で磨く「日本人らしさ」で世
界に挑む (引用:REAL SPORTS)
今後の活躍と移籍から目が離せません!
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富安健洋選手が成功した理由を育成目線で考察
富安選手の幼少期からの軌跡を紹介しましたが、最後に現役コーチとして「富安選手が成功した理由」を考察します。
理由はたくさんありますが、大きく分けて下記だと思われます。
- 両親ともスポーツ家系で足が速かった
- 3人目の子供でゆったりとした気持ちで育てられた
- サッカーが大好きだった
- 常に全力でプレーする真面目さがあった
- ジュニアユースからJ下部の好環境で成長できた
などなど
スポーツ家系に3人目の子として生まれ、子供の頃からのびのびと身体を動かして遊ぶ機会が多かったのではないかと思います。
私も2人の子供がいますが、やはり1人目と2人目では子育ての気の持ちようが全然違いますよね…
また小学生の夏休みには、朝から夕方まで友達と10時間サッカーをしていたとのこと。
チーム練習だと明らかにオーバーワークですが、大好きなサッカーが一番の遊びだったのでしょう。
小学生の頃から真面目で自分で考えて行動していたので、コーチからあれこれ言われることもなかったのも良かったのではないでしょうか。
ジュニアユースからアビスパ福岡の下部組織で育ったのも、今の活躍の基礎となっています。
富安選手の遺伝的なものは真似できませんが、サッカーをがんばっている自分の子どもに、
- 邪魔をせずにのびのびとプレーしてもらう
- サッカーを大好きになってもらう
のは真似できます。
つい自分の子に余計な一言を言ってしまう気持ちもわかりますが、サッカーが大好きになってもらうようにしましょう!
まとめ 今後も富安健洋選手から目が離せない
現在セリエA・ボローニャFCで活躍中の日本代表、富安健洋選手を紹介し育成目線で「成功した理由」を考察しました。
幼稚園のサッカー教室で基礎を学び、地元のチームでのびのびと成長していった富安選手。
ジュニアユースからプロまでアビスパ福岡でステップアップしていきます。
サッカーを始めた理由が「怪我をしていて、やりたい水泳ができなかったから」というのが意外でしたね!
世代別の日本代表にも選ばれ、2018年ベルギーリーグ・シント=トロイデンに海外移籍。
2019年から現在のセリエA・ボローニャFCに所属し、『守備の国』イタリアでディフェンダーとして評価されています。
ビッグクラブへの移籍の話も出てきており、今後も富安選手から目が離せません。
現役コーチ目線で考察した、富安選手が成功した理由は、
- のびのびと両親で育てられた
- サッカーが大好きだった
- 早めにJ下部の環境でできた
のが大きいです。
スポーツ家系に生まれたことも大きいですね!
富安選手はなんといっても現在22歳、将来有望でこれからの活躍が期待されます。
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いつかビッグクラブで活躍し、日本代表としても更なるステージへ連れて行ってくれることを心から願っています。
コメント
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