子供が自分のチームで全然試合に出れない…
なんであの子が出てうちの子が出れないんだ!
そんな悩みを持つ、親が多いのではないでしょうか。
私もまったく同じことで悩んでいました…
今は試合に出る子を決めるコーチなので、思わず試合に出したくなる子の特長もわかります。
私は必ず全員出しますけど
小学生年代にはまだまだ全員出場させないチームがたくさんあります。
個人的には自分の子どもがまったく試合に出られないのであれば移籍すれば良いと思っていますが、
- すぐに移籍ができない
- 子供がこのチームでがんばると言っている
などの理由で今のチームで試合出場を目指すための子供の対処法を紹介します。
一番の対処法は、「采配するコーチの好みを知る」ことです。
逆に「こんな子は出したくなくなる」という子の特長も紹介するので参考にしてください。
一番は采配するコーチの好みのプレースタイルを知る
子供が試合に出たいのであれば、チームが目指すサッカーや采配するコーチのサッカーの好みを知ることが一番の近道です。
サッカーの考え方は人それぞれ違う
好きなサッカー・やりたいサッカーはチーム・コーチによって全然違います。
サッカーには正解も間違いもなく、チームやコーチの考え方が強く影響するからです。
まずは直接聞くか、チームのHPなどでどのようなサッカーを目指しているのかを確認しましょう。
コーチの好みはすぐに理解はできませんが、練習や試合でかけている声をよく聞けば傾向がわかってきます。
- 個の力が好きだからドリブルでいける選手が好き
- 球際で負けない選手が好き
- パスをつなぎたいので周りがみえる選手が好き
など
パターン化してる場合が多いので、次第にわかりやすくなってきます!
ただ勝てれば良いという人もいますけど…
私が試合出たいときにしたこと
私が選手としてチームにいた時の話ですが、采配する監督・コーチが変わることがあります。
そういう時は、
どういうキーパーが好きですか?
と一番最初に聞きに行き、言われたプレースタイルを意識するようにしました。
※私はキーパーです
コーチの好むプレーを確認しに行き、それを行動に移すとすごく印象が良いらしく、試合に出る機会が増えました。
子供から聞きに来たことはありませんが、聞いてみても良いかも知れません。
大人がやらせたらダメですけど…
練習からやる気があることをアピールする
これは私が感じることですが、練習中からがんばっている子はすごく印象が良いです。
実際に練習をがんばっていれば上手くなるし
チーム練習では、選手に「やって欲しいプレー」が必ずあるので、それを感じ取り失敗してもチャレンジする姿はうれしくなります。
選手を代える時に「どうしよう?」と悩んだら、練習でやる気があった子を選びますね
子供それぞれに違いがあるので、無理にアピールしなくても大丈夫です。
ただ練習をこなすだけではなく、「どんなプレーをしたら良いかな?」と考えて練習している子は、すぐにわかります。
試合中ベンチにいる時もアピールできる
試合中にベンチにいる時にもコーチにアピールできます。
- 試合をしっかり見ている
- 出ている仲間にポジティブな声をかけている
- チームにのためになることを積極的にしている
などなど
個人的に仲間に良い声をかけている子は印象が良いですね
ガチガチにメンバーを固めるコーチでも、選手が疲れ切っていたり、どこかを痛めたりした時には、交代をするために一度はベンチの選手を全員見ます。
その時に、
- 一緒に戦っているか
- やる気がありそうか
を見て交代する選手を決めるので、その時の表情や態度がとても大事です。
あらかじめ決まっている場合もありますけど、ふてくされずにがんばっていればチャンスはきます!
こんな子は試合に出したくなくなる
こんな子は試合に出したくなくなる例を、練習と試合に分けて紹介します。
練習中
サッカーの練習中に、
- ふざける
- やる気がなさそう
- そもそも練習に来ない
など
の選手は、印象はとても悪くなります。
練習に全部参加しなくても良いけれど、チームの現状を考えてトレーニングメニュ-を考えているのに全然来ないと、
うーん…
と思ってしまいます。
仕切る大人がつまらないのが原因な場合もありますけどね
試合中
試合中のベンチで関係のないおしゃべりをしたり、低学年だと砂いじりをしたりするのは「この子やる気ないのかな?」と感じてしまいます。
コーチ、ぼく出れますか?
出たい出たい!
という子をちらほら見ますが、全員出さないコーチにはやめておいた方が良い気はします。
「試合に出たい」という気持ちは、練習中に意識しないといけません。
練習中に「試合に出たい」という気持ちで取り組むからこそ、上達するしコーチの目にも止まりやすくなります。
試合中に口だけで「出たい」と言っても、あまりコーチの心には響きません。
親が出てくるのは基本やめた方がいい
よく聞く話ですが、親が出てきてコーチに、
- なぜうちの子は出れないのか
- もっとこうした方が勝てる
と口を出すのはチーム内でもめる原因になるので、やめておいた方が良いです。
サッカー経験のある人は口出したくなりますよね…
最低なコーチの場合、子供がさらに試合に出られなくなる可能性もあります。
前述したようにどんな選手・どんなサッカーが好きかは、人によってだいぶ変わります。
日本代表の監督が代わると、メンバーが大きく入れ替わるのはそのためです。
能力の差はあれど、コーチも自分で考えてやっているので「それは違う」と他の人から言われると、良い気はしません。
私も全員出した方が良いとコーチに伝えた過去がありますがスルーされました…
暴力や暴言があるなど、よっぽどのことがあれば意見を言った方が良い時もありますが、人は簡単には変わりません。
どうしても試合に出れない時は移籍も全然あり
何をどう頑張っても試合に出られない場合もあるので、別のチームへ移籍を考えましょう。
親が勝手に決めず、
こんなチームもあるけど1回行ってみる?
と聞く程度で良いです。
行きたければ行けば良いし、今のチームでがんばるのであれば続ければ良いです。
サッカーを好きでいてくれれば、中学・高校と続けて上のレベルを狙えます。
逆にサッカーを嫌いになってしまうと、やめてしまいます。
まとめ U-12の小学生年代はサッカーを好きなるために試合に出よう
サッカーU-12小学生年代で「子供が試合に出れない時の対処法」を紹介しました。
まずはチームの目指すサッカー・出場選手を決めるコーチの、好みのプレースタイルを知りましょう。
練習中が一番のアピールの場ですが、試合中のベンチでもアピールできます。
逆にマイナスな印象を与える行動はなるべく避けた方が良いです。
私はコーチをしていて、選手全員に試合に出てもらいますが、技術の差よりも「チームのためにがんばれる」選手が一番好きです!
子供を全員を出さないチーム・コーチがまだまだたくさん存在しますが、その中でもずっとサッカーを好きでいてくれる。
そしていつか自分が輝いて、サッカーの楽しさをいろんな人や次の世代に伝えていってもらいたいと思います。
そんな可能性の原石があふれるU-12小学生年代の選手を大切に育てていける大人が、もっと増えれば良いなと願っています。
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