子供もフットサルから学ぶ『サイドでのかけひき』|サッカーで使える

サッカーで使えるプレーをフットサルで学びたい!

正直どう動いてよいかわからない…

小学生年代の子供たちとフットサルをしていると、サイドにポジションを取る子供が多い気がします。

一緒にプレーしたり、みていたりして、「この子、わかってるな」という子は多くありません。

とはいえサッカーでがんばりたいなら、子供の頃からフットサル独特の難しい動きは必要ありません。(知っていても良いですが)

サッカーを知っている人なら基礎中の基礎ですが、フットサルで学べるサッカーの動きを紹介します。

前回はトップの選手の動きを中心に書きました。

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子育て・サッカー・仕事などのヒントがあるかも知れないし、ないかも知れない

今回はサイドの選手の動きや「サイドでのかけひき」を中心に紹介していきます。

フットサル歴23年・U-12コーチ歴5年のお父さんコーチが自分の子供に伝えていることをわかりやすく説明します!

子供でもフットサルをしてサッカーに生かそう

私はフットサルが大好きだし、今でも続けているので、「フットサルはサッカーに生かせるのかな?」という目で常にみてしまいます。

自分の子供がサッカーをがんばっているし、コーチもしているので少しも手を抜く気はありません。

結論からいうと、フットサルの技術はサッカーでめちゃくちゃ生かせます!

ただ必須ではないし、サッカーにはサッカーの良さ、フットサルにはフットサルの良さがあります。

じゃあ、両方の良いとこどりしちゃえばいいじゃん!

と思っているし、これからも探し続けます。

サイドで前につっかけ止まれない子

小学生の子供たちとフットサルをすると、サイドにポジションを取る子が一番多いです。

経験則ですが点を取りたい人がトップ、バランスが取れる子がバックというイメージ。

フットサルはどのポジションでも得点は狙えます。

サッカーでもフットサルでもよくみるパターンは、サイドでボールを受けて前につっかけて、なんのチャンスを生まないプレーです。

ではどう動くのが良いのでしょうか。

まず目指すのはゴール

サッカーでもフットサルでも、「相手よりゴールを多く取った方が勝ち」というルールは同じなので、サイドでボールを受けたらまず目指すのはゴールです。

シュートを打って入りそうならどんなに遠くてもシュートを狙い、入らないようであればドリブルかパスという順番です。

ドリブルもゴールへ向かおう

サイドでボールを受けて、無条件に前にボールを運ぶ子が多いですが、まず狙うのはゴールなのでドリブルも「ゴールに近づく」ことを意識した方が良いです。

それもダメそうであれば、サイド突破を狙います。

サイド突破でダメなパターン

サイドを突破しようとドリブルを始めて止まれずにつっこみ、相手のゴールライン付近で苦し紛れのシュートだかセンタリングだかわからないボールを蹴って、相手のゴールキックになるのをよくみかけます。

何か狙いがあれば良いですが、サイドでボールを受けると無条件にこのプレーを繰り返すのはどうかと思います。

この辺はいきなり修正するのは難しいですが、「中見た?」や「後ろに味方がいるよ」とアドバイスしましょう(怒鳴るのはNG)

中を全く見ないでセンタリングをあげる子もいますが、これもやめた方が良いです。

「なんで中に誰もいないんだよ!」と言ってる大人を見かけますが、「そっちじゃないのにな…」と思ってます。

サッカーでも使える、フットサルのサイドでのかけひき

ここからはボードを使って、基本的なポジショニングから説明します。

今回も使わせてもらっているアプリはこちら。

「コーチのタクティカルボード-フットサル

サイドでボールを受けようとすると相手に取られたり、ボールを受けてもすぐに取られたりする子は多いです。

それはサイドのかけひきをしていないからです。

まずは、

  • 相手の裏を狙う
  • ダメならおりてくる

を意識しましょう。

まずは相手の裏を狙う

トップの動き方を紹介した記事でも書きましたが、まずは相手の裏を狙いましょう。

成功すれば自分のマーカーを抜いたのと同じだし、数的有利になります。

自チーム赤の左サイド④の選手(オフェンス方向は上↑)のこの位置で全く動こうとしない子供をたくさんみかけます。

嫌な予感しかしませんね…

こんな感じで裏を狙いましょう。

相手の裏を上手く取れたらチャンスになります。

ダメならおりてくる

相手のディフェンス選手(黒の③)も裏を取られるのは嫌なので、普通はこんな感じ(黄色い○)でついてきます。

相手の裏を狙えなさそうであれば、④の選手はどこかで判断して、味方からのボールを受けられそうな場所までおりると、

一番始めの時よりは、余裕を持ってボールを受けることができます。

ただ小学生の子って基本的にすごい勢いで寄せてくるのでここまでやっても、落ち着いてボール持てるのは長くて数秒なので次のプレーの判断は早めが良いです。

相手がすごく食いついてくる場合

私が子供相手によく使うプレーですが、自陣でのビルドアップで相手のマーカーがすごく食いついてくることが多々あります。

そんな時はポジショニングを下げるだけ下げます。(左サイド④)

食いついてこなかったら、そのままボールを受ければ良いだけです。

相手マーカー(黒の②)が食いついてきたら、こんな感じ。

もう察しの良い方をお気づきでしょうが、相手がここまで寄せてきたおかげで、裏にたくさんのスペース(紫)ができたので、相手の裏を狙います。

上でも説明したとおり裏を狙い、ダメそうならであればおりくればボールを受けることができます。

サイドでのかけ引き

紹介したのは一例ですし、「サイドですぐにボールを取られる」という子は意識したいプレーです。

そんなに難しい話ではないですよね、実際やるのは難しいですが…

相手の裏を狙うだけで、成功すればチャンスが生まれます。

相手も抜かれるのと、裏を取られることは嫌がるので、次第にガツガツ寄せてこなくなるハズです。

寄せてきたら裏を狙い、ダメそうならおりてくれば良い状態でボールを受けることができる可能性は高くなります。

実際は味方のパスが遅かったり、ずれたりして上手くいかないことも多いとは思いますが、どんどん意識してチャレンジしましょう!

まとめ フットサルで子供から『サイドでのかけひき』を覚えよう

サッカーで使える、フットサルの「サイドでのかけひき」を紹介しました。

まずは裏を狙い、チャンスをつくりましょう。

ダメそうならば、おりてからボールを受けると、何もしない状態よりは余裕を持ってボールを受けることができます。

もちろん他にも「サイドでのかけひき」はあります。

他の「サイドでのかけひき」も紹介する予定が長くなったので、続きは次回書きます…

フットサルではなくても、普段の練習から意識すれば問題ありません。

ただフットサルだと、ボールを受ける回数も、意識できればサイドで相手とかけひきする頻度が増えます。

狙い自体は難しくないので、失敗してもどんどんチャレンジしてほしいと思います。

コメント

  1. […] […]

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